生命理工学系2年3Qの授業の感想
3Qもお疲れさまでした。対面授業が始まってキャンパス内の環境もかなり変わったクォーターだったかと思います。
東工大の生命理工学系に所属しているゆきまりもと申します。
このnoteでは、生命理工学系(以下、生命系)の授業の感想を書いています。生命系の授業に関する情報はあまりなかったので、せっかくだし自分で書いてみようかなと思って書いています。
東工大はクォーター制(1年4学期制)です。1Qと2Qの記事も書いてありますので、読んでくださると嬉しいです。
↓前回のnoteです。
↓前々回のnoteです。
授業内容が難しくなったのはもちろんですが、選択科目の割合が増えたことで同じ系でも違う授業を取る友達がいたり、他系の授業を受ける人もいました。対面授業になったので通学時間の分、少し時間の余裕がなくなって大変なクォーターに感じました。
生命理工学系専門科目
生命理工学系専門科目の座学ですが、2年の後期からは同じ時間帯に2つ以上の科目が開講されることがあるため、どちらか選択する必要がある科目もあります。
生命理工学基礎実験第二
全部の実験が対面になり、週2でレポートが出されます。実験ノートを書く必要もあり、レポート自体は他の分野の実験よりも軽いものの全体として今までより大変でした。
フィッシャーエステル化など高校範囲からアルドール縮合のように大学で習う反応まで基礎的なものを中心に様々な反応の実験をします。課題は反応機構を書いたり、収率について議論するなどのものがほとんどです。普段の有機化学で使っているボルハルト・ショアー現代有機化学が参考資料になると思います。あとChem stationも分かりやすくて良かったです。ChemDrawで構造式を書けるようにしておくといいかも
最後の回の色素を使って布を染める実験が一番楽しかったです。私は眼鏡族なのですが、マスク+防護ゴーグル+眼鏡だと眼鏡が曇って作業がしにくかったです。課題答えてただけでたいした考察は書いてないですが点数来たのでまあ良いでしょう。(月木5-9限、94点)
物理化学第三
この科目と同じ時間に発生生物学が開講されているため、少し人数が少なかった印象の科目です。量子力学の基礎的な部分を学びます。
量子力学の基礎的な科目は生命理工学系以外にも、材料系の材料量子力学、応用化学系の量子力学A,Bなどいくつかの系で開講されています。他のところで勉強していると前半は楽かもしれません。
先生ごとに小テストか課題が出されましたが、全体として難易度は低めにしてくれました。(量子って思うと抵抗ある人もいるかもしれないけど絶対こっちの方が良いよ!)
(火金1-2限、94点)
バイオ機器分析
様々な分野の先生が生命の実験で使う機器について話します。NMR、蛍光スペクトル、X線解析などがあります。物理化学の分野寄りな感じがしました。いい話だけど、実験をする前に聞きたかったかも。実験で大体の内容はやったし…
教科書を使う人と使わない人がいます。教科書があると、実験レポートで役立つかもしれません(今更だけど…)
毎回先生が入れ替わるので、先生ごとに小テストか小課題を出します。講義資料を見ながら問題が解けますし、問題も簡単です。
どうやって差をつけているのか全く分からない謎の点数のつけ方でした。100点ってこれで取れるのか…?
(火金3-4限、82点)
有機化学第三
3Qはアルキン、芳香族、カルボニル化合物を扱います。今まで通り、毎回の小課題+5回ごとの理解度課題(中間テスト)です。理解度課題は対面なので資料はなしです。試験問題の範囲を細かく教えてくださったり、試験問題の候補を渡してくれる先生もいたので、簡単だったと感じた人が多いようです。
バイオ機器分析と有機化学は生命系の多くの人が受講するだけでなく、他系の方も受けるので、少し教室が窮屈に感じました。
いつも通りChemDrawは最強です
テスト勉強すれば絶対取れるので勉強した方が良い科目なのに、テスト勉強をサボって点数が下がりました。
(火金5-6限、84点)
分子生物学第二
前期と違って期末テストがありません。先生ごとに小テストor小レポートを出します。2万円の鈍器ことThe Cellを引き続き使います。でも教科書はなくても大丈夫です。細胞周期やがん、細胞内の物質輸送など細胞のテーマが多めです。期末テストがない分、問題も含めて難易度は低めかもしれません。授業内で小テストを行う場合は、講義資料を見ないで行う場合もあるので、頑張って授業内に覚えましょう。
物理化学第三~分子生物学第二までの4つの講義は同じ教室で行われています。移動がないと楽ですね。
小テストが体感難しかったので点数が伸び悩みました。あと1限からここまでずっと座学なのも疲れちゃう…
(火金7-8限、82点)
英語・第二外国語科目
英語第七(LS)
advではないですが外国人の先生でした。ペアプレゼン…のはずが、「このクラスの人数は奇数だから、君1人でやってね (^^)」と先生に言われたので、ソロプレゼンです。孤独で悲しかったぞ許さん正直プレゼンは台本読めるので簡単だった。
最後に授業で扱った内容を踏まえたエッセー(250 Words以上)を書きます。テーマが抽象的で難しかったです。
もはや英語LSじゃなく四技能全部やった授業でした。
(月曜3-4限、85点)
スペイン語初級3
対面になってもゆるゆる授業。授業の半分くらいは各教室をZoomで繋いで先生たちが話しあいながら授業、残りはクラスごとに文法の演習をします。全7回のうち、1回は先生方がスペイン語圏の文化について講義をする回があります。その回だけは文法の話はなしで、1つの大きな教室にその時間帯にスペイン語を受ける全員が集まって先生方が講義をします。
課題はこれまでと同じく音声課題と任意でスペイン語圏に関するレポートです。音声課題は今までと同じく自己紹介。永遠に自己紹介で止まっています。
毎回の出席代わりのGoogleフォームの感想をあまり書けなかったことと音声課題の発音が悪かったことで点数が下がったかもしれません。点数が欲しかったら自由課題をやるべきだと思います。
(水曜3-4限、79点)
対面になって通学時間が増えたせいで勉強時間が減ったので点数が伸び悩みました。行きも帰りもラッシュの時間帯なのはきついですね…みんな同じことですが。あと今までは1限から8限まで授業があっても平気でしたが、大学でずっと授業を受け続けるとさすがに疲れちゃいますね…
実験も3分野履修し座学も様々な分野を履修する中で段々と分野ごとの好き嫌いもできてきた気がします。そのうち研究室見学もしていきたいですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。