【夫の妊活記録#3】結愛ちゃんとの最後の日々と葬儀の準備。そして妻の嬉しい出来事。(2025/1/3)
結愛ちゃんが旅立った翌日、私たちのもとにお互いの両親が来てくれました。
奈良からすぐに駆けつけてくれた私の親には、心から感謝しています。
両親は結愛ちゃんを抱っこしてくれました。その姿を見て、また涙がこぼれました。
スタンプを買ってくれたので、手形や足形を取ることができました。冷たく固まっている小さな手や足でしたが、とても可愛らしく、かけがえのない思い出となりました。
その後、久しぶりに家族全員で水入らずの時間を過ごしましたが、ここからが大変な準備が始まりました。葬儀屋さんとの調整です。
火葬の手続き
結愛の場合、妊娠24週を超えていたため、火葬の手続きが必要でした。また、出生届と死亡届の両方を提出しなければ火葬許可証を受け取れません。この許可証がないと、病院から自宅に結愛ちゃんを連れて帰ることができないのです。
新生児は死亡後すぐに状態が悪くなるため、早めに棺に入れ、安置し、火葬する必要があります。しかし、年末年始で役所の通常窓口は閉まっており手続きができないと思っていました。
ところが、夜間窓口での対応が可能だと知り、すぐに千葉市役所に向かいました。
夜間窓口では警備員さんが対応してくれ、無事に出生届と死亡届を提出。火葬許可証を受け取ることができました。
葬儀屋さんの選定
次は葬儀屋さんとの調整です。最初は納棺から火葬までを全て自分たちで行おうと考えていました。
Amazonで子供用の棺や骨壷が販売されていることは事前に調べており、あとは千葉市斎場に直接申し込めばできると思っていました。
しかし、問題となったのは火葬までの間に必要なドライアイスの手配です。氷屋さんを探すことが懸念材料となり、自分たちでの実施は難しいと判断しました。
また、病院では長く置いておくことができないため、いち早く引き取る必要もあり、少し高くても業者に依頼することを決めました。
病院の管轄内にある葬儀業者の方が対応してくれると思っていましたが、年末年始の繁忙期で千葉県は対応できないと断られました。
仕方なく、地元ではない馴染みのない千葉市で葬儀屋さんを検索し、ようやく一社見つけることができました。
費用もネットで調べた相場(15万~20万円)よりも抑えられ、棺を病院まで迅速に届けてもらえるとのこと。
これで安心して結愛ちゃんを棺に入れる準備が整いました。戒名は、結愛ちゃんがこの世で長く生きていないため不要とのことでした。
火葬場の予約もスムーズにはいきませんでしたが、1月8日に予約を取ることができました。葬儀屋さんには心から感謝しています。
妻の体の不思議な反応
そんな中、ひとつ嬉しい出来事がありました。
なんと、妻の母乳が出たのです。
まだ出産予定日には4ヶ月も早い状況でしたが、母体はしっかりと反応していました。
小さな綿棒を使って、結愛ちゃんに母乳を届けられるかもしれないと考え、希望を感じました。
次のステップへ向けて
明日は妻の姉が来て、最後のお別れをする予定です。
納棺の準備が進む中、私も気持ちを整え、精一杯結愛ちゃんのために動いていきます。
感想と気づき
今回の出来事を通じて、早産や死産に直面したときの準備不足を痛感しました。
同じような状況に置かれる方がいるならば、ぜひ以下のことを心に留めていただきたいです。
火葬や手続きに必要な書類(出生届・死亡届など)は事前に理解しておく。
葬儀業者の手配や火葬場の予約には、特に年末年始や繁忙期のスケジュールを考慮する。
体調を崩しやすい奥様に寄り添い、最大限のサポートを行う。
結愛ちゃんとの別れは辛いものでしたが、彼女が私たち家族に教えてくれた多くのことを胸に、前に進んでいきます。
棺に何を入れてあげようかなぁ。