苦手な分野を仕事にしていたお話①
皆さん、こんにちは。
今日は、去年までしていたお仕事の話をしていこうと思います。
苦手な凝固検査に配属される
私は去年の夏まで、とある総合病院で血液検査の部門に所属していました。
担当は凝固検査をメインに、血算や血沈もやっていました。
(凝固検査は、血液の固まりやすさを調べる検査です)
今考えたら一人でよくやっていたと思う業務量でしたが、とても充実していました。
ここで挫折してました。
特に凝固検査はすごく勉強になって大好きな検査なのですが、学生時代はめちゃくちゃ苦手でした…。
まず、これを覚えるのに挫折しました…。
それぞれの因子に名前があって、どこに作用して、どうなるのか…。
(しかも欠番あるし)
正直、今も分かってはいません(笑)
私がいた検査室では、これが簡単に理解できたら大丈夫でした。
本をたくさん買う。
でも、最初に配属が決まった時は心配でした…。
初日を迎える前、上司に『何か本で予習しておいた方が良いとかありますか?』と聞くレベルで自信がなく。
とにかく「どこまで勉強すれば良いんだ?」と思い、本を買いました。
それも3冊です…(笑)
私はこれを買いました。
職場にも同じ本があったので、仕事の合間に読んだりもしました。
とにかく自分が何をしているのかをしっかりと理解したかったので、たくさん本を読みました。
さらに勉強しないといけない状況に
配属されてしばらくすると、もっと勉強しないといけないと思うようになりました。
それは、実習生さんが来たことです。
上司から「実習生さんに検査の流れを説明してあげて」と言われ、凝固検査のイントロダクションを任せられました。
正直、これが一番知識の定着に繋がりました。
自分が毎日何をしているのかを、学生時代に苦手な分野をしていたからこそ、学生さんに教える時には自分なりの言葉で伝えることを意識していました。
上司から教わったこと、本で勉強したこと、そして何より学生時代に勉強する上で気を付けていたことを丁寧に伝えていました。
頑張っていたら、苦手が好きになっていた
いくら苦手でも、仕事をする上では文句は言えません。
本で勉強して、分からないことは上司や周りの技師さんに聞く。
初めの頃は、ほぼ毎日質問攻めにしてました(笑)
上司が実習生さんに説明しているのを、手が空いていたら隣で聞いたりもしていました。
メインの凝固検査以外も少し対応していたので、そこの勉強もする。
配属されて数ヶ月後には新人さんが来たので、またさらに勉強をして、上司の説明も聞いて…。
新人さんと数値を見ながら一緒に考えたりもしました。
測定の仕組みなども勉強しました。
残念ながら、血液検査をしている時に顕微鏡を見る機会はなかったです。
でも、細胞診や採血をしていた時の知識が役に立つこともありました。
苦手な分野を仕事にしていましたが、気が付いたら大好きになっていました。
細胞診も採血も機会があればまたやりたいですが、凝固の検査もまたやりたい検査の一つです。
今、苦手なことをしている人へ
苦手なことをするのは、しんどいと感じますよね。
私も苦手なことをする時、緊張もあり終わった後は何もできなくなります。
影で泣いたこともあります。
特に今の時代、自分の好きなことを仕事にしている人も多い。
そんな人達が羨ましく感じることもありますよね。
でも、逃げずに戦っているのはすごいと思います。
大好きにはなれなくても、いつかその努力が実を結んであなたの力になります。
頑張っているあなたはすごいです。
今回はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう…。