API繋ぐだけの開発に200万支払ったらしいベンチャー企業代表の話

結構引いた。。

ChatGPTが出てきて、すぐにLINEと連携させて「AIチャットくん」が大バズを引き起こした。

たった2日で60万ユーザーを突破。

大手IT企業ですら仰天してしまうユーザーの増え方だ。


それに対抗するべく、僕の友人のベンチャー企業の代表の友人はLINEのチャットボットを開発するために200万を支払ったそうだ。

結果、APIを繋いだだけのLINEbotができて、友人は大喜び。


「すごいのできた!」と言ってLINEを送ってきてくれた。

僕はそれを見て、

「え、それAPI繋いだだけじゃんこれ」

とツッコミを入れたくなった。

でも本人は楽しそうだったから黙ってた。



そのLINEbotを正式にローンチし、PRTimesに打ちまくっていた。

だが、努力の甲斐は虚しく、ユーザー数は60人でストップした。

マネタイズもできなかったようだ。おそらく人件費なども考慮すると300万がドボン。

そのお金は、エンジェル投資家や、VCが出した、いわゆる「資金調達したお金」だ。


そんな作業、一流エンジニアじゃない僕でも30分あればできてしまう。

ChatGPTのAPIを獲得してきて、GoogleのActionScriptを通して、LINE公式のbotと繋ぐだけ。

ネットで調べればやり方なんてたくさん出てくる。


それを「代わりにやってあげますよ!」と言って制作代行で200万もぶん取る業者も大したもんだけど、そこを一切疑わずにお金をポンと出してしまう友人にも驚いた。

ベンチャー経営者ってこんな感じなんだろうか。。

自分が一切現場に立たず、投資家と飲んでばかりで、表のメディアに出て脚光を浴びる。


実態は、情報の非対称性を埋めることをせず、業者に業務を投げるだけの存在。

僕が想像している経営者とはずいぶんかけ離れた存在だった。

もちろん、エンジニアと経営者では役割が違うんだろうけど、せめてITベンチャーを語るなら、APIの接続くらいはできて欲しい。


まあ、それくらい大胆にお金を使ってくれる経営者がいるからエンジニアの仕事が成り立つんだけど。。

なんかモヤモヤしたからnoteに書いてみた。そんなカンタンな作業で200万!?、もしかしたら自分が受注できたかもしれない、という嫉妬なのかもしれない。

醜い文章で、すみません。

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