混ぜるな危険
感覚は非情だ…
最近、ある食べ物にハマッています。
いわゆる“病みつき”というやつ。これには理由がありまして、わたしは今ダイエットをしていまして、口寂しいときに何を食すか?というのは大きな課題であり、天敵といわれる糖質をさけ、コンビニなどで手軽に購入でき、そこそこ満足感がえられるものを探していました。
そこで、登場してきたのが“ミンティア”です。あなたも一度ぐらいは口にしたことがあるでしょう。あの、小さくてカロリーが低く、清涼感があるタブレットです。あまりにも暑い日が続くせいもあって、お口も涼しさを求めていたのかもしれません。
けっこう、ヘビーローテーションで、オーバーかもしれませんが、それ無しでは生きてはいけない…という感じで、切れればすぐに買ってしまうという、完全なる依存症になりました。
でもある日のこと。突然、正直、飽きました。
でも、人間とは“飽きる”生き物であり、非情なヤツなのです。何度も同じことを繰り返していると、突然ポイッです。次第に快感が薄くなってしまうのですね。トホホ。でも、飽きるとは、次に新しい刺激を求めることでもあり、その刺激によって学習し成長していくという生命のプロセスなのです。ですから、自分を責めなくてもよいのだと思った瞬間。
目の前に、黄色いレモンが描かれているものが眼に飛び込んできました。
なんだ…これにすればいいじゃん!
というわけです。
でも食べてみると、なんか、これじゃない感、満載でした。
なんか、ぜんぜん求めているパンチがないんですよ…。
で思い出しました。
わたしが、アーティストであることを!
しかも、シュルレアリストを名乗っていることを!
*
混ぜるな危険!
一般的に、人がつくったものを断りもなしに
勝手に混ぜるのは良くないことになっています。
たとえば、レストランで出された肉料理の上に、横にあるサラダをぶちまけて食べる。そんなことをすれば、シェフが精魂込めた料理に対して非常に失礼ですし、そもそも、その料理を味わう気がない、味のわからん、身勝手な変な客という烙印を押されてしまうでしょう…。
でも、それが美味しそうなのであれば、直感的にやってみてしまうのが、
アーティスト気質だと思うのです。
直観が降りてきたときには、人にみられているとか、常識とかが
ぶっ飛んでしまうのです…
*
マッシュアップ
マッシュアップとは、異なる楽曲やジャンルを融合させ、新たな音楽体験をつくりだす手法です。たとえば、ある曲のボーカルと別の曲のインストゥルメンタルを組み合わせたり、時代やスタイルが異なる曲をシームレスにつなげたりします。それによって、それぞれの曲の魅力を新たに引きだし、既存の音楽を新しい文脈で再解釈できるのです。
それは、境界を越えて新しいものを生み出す力になります。既存の楽曲が持つ感情やメッセージを再発見させたり、異なるリズムやメロディーを組み合わせることで新鮮な驚きを与えられます。さらに、マッシュアップは異なる文化や世代の感覚を融合させ、共感や理解を深める手段にもなるのですね。単なるリミックスではなく、二つ以上の世界を融合させ、新しい“第三の音楽”を表現できるのです。
シュルレアリズムの世界でも同様に、まったく違う要素をひとつの表現に織り込むことは常套句です。溶けた時計とハエが同じ絵画の中に構成されることで、そのモチーフが持つ意味をまさにマッシュアップし変容させていくのですのですね。
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ハイブリッド
わたしは、アーティストとサラリーマンのハイブリッドです。アートの自由さと、リーマンの常識的なところが掛けあわさって、それによって、いい感じのスキルになっている部分もあるのではと思うのです。
アーティストといえば、なんか訳のわからん作品をつくり、気難しく内向的で何を考えているのか…付き合いにくいんだよなぁ。というところとサラリーマンといえば、お金を稼ぐための生真面目さが掛け合わせると…さて、どうなるのか?
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たとえば、アーティストの表現力やアイデアでの独自視点を持ちながら、サラリーマンのような確実に実行するための管理能力やビジネス的な視点を兼ね備えられ、ブロジェクトなどで力を発揮できる。
社会やビジネスのニーズに柔軟に対応しつつも、自己表現の軸を持ちビジョンを守り続けるため、時にクライアントのニーズに応じて仕事を調整するときに基本的な理想軸からブレることなく発想できる。
自分の作品やスキルを市場に売り込むための戦略を持ち、自分自身をブランドとして認識しているため、アーティスト的な自己表現を、組織や社会に置き換えマーケティングやワーキングスキルに幅広く応用ができる。
サラリーマン生活のストレスやプレッシャーを感じつつも、アーティストとしての表現活動によって、心のバランスを保つ方法が身についているため、忙しい日常の中でのマインドセットや時間活用術に優れている。
普段からさまざまな課題と向き合い内省しているため、共同作業において対話を通して力を発揮できる。クライアントやチームメンバーとコミュニケーションを取りながら、コンセプトやビジョンを明確にしてゆく能力を持つ。
等々
社会に埋もれているアーティストですが…
難しい課題を解決しそうな表現者が加わるハイブリッド感。
感じてもらえるでしょうか?
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というわけで、話は長くなりましたがミンティアを、
マッシュアップさせハイブリッドした結果。
必ず、2種類を購入する新習慣が…
“ウルトラ・ブラック・レモン”が誕生!!
ひと粒ずつ、口に含んだ瞬間
地中海の冷たい風が吹き抜けるような
別世界にマッシュアップ!
レモンの酸味とミントの苦みとクールさが生み出す
ハイブリッド感!
そして、アイデアやひらめきが降りてくる!!
※試してみて!とは、いいません…。
今日は、ここまで読んでいただきありがとうございました。
感謝いたします!
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