夫婦の会話:言語学者の家庭変3
以下は創作です。大阪弁はなんちゃってです。
妻:**の渚の*ーチって**本でるらしいわ。読んでみたいわ。
夫:渚のビーチ。何の本やねん。渚のビーチって、「渚の渚」やんか。Lake Tahoeとか、Sahara Desertとか。
妻:何言うてんの?
夫:Lake TahoeのTahoeはlakeのことなので、Lake TahoeはLake Lake、湖湖(みずうみこ)となるし、Saharaはdesertのことやから、砂漠砂漠ってことになる。ビーチって渚のことやんか、なぎさなぎさやね。
妻:なんか、賢げなこといってるつもりやろけど、どうせFacebookでSusan(偉い先生との会話の2にでてたK先生の奥さんで夫婦共通のお友達)の記事ででも読んだにわか知識やろ。ビーチやなくてリーチ。麻雀のプロの話って言うてるやんか。麻雀やったら、ビーチって聞こえても、なんかおかしい、リーチちゃうかって思わなあかんで。領域的知識っていうの?
夫:(いつもこっちが言ってることやんか)あ、麻雀か。聞こえへんかったわ。
妻:うちら最近、耳悪なったね。いまのテレビの音量も20で聞こえてたのにいま26やんか。
夫:うん。もう何年か経ったらふたりでどなり合うようになるかもしらんね。まず、なんの話か共有しとかんとリーチもビーチも聞き取れんようになるし。
妻:そやなあ。
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