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なぜ、飲食業界は「中食」に注目するのか?

1.はじめに

みなさま、はじめまして!

私はテイクアウトを事前注文・決済できるサービス『PICKS』の代表をしている本多と申します。

以下の2点を大きな目的として、自分がビジネス領域で学んだことなどを書いていこうと思います。

①一緒に働くメンバー(将来的にも含む)がかんたんに関わるビジネスの現状などをキャッチアップできるようにするため

②飲食業界に関わるものとして少しでも実情を知ってもらうため

さて、近年テレビやメディアなどで中食について取り上げられることが増えてきました。私は消費者の動きは変わって行くと考えていますが、現在ニーズを大きく感じているのはどちらかというと飲食店際側であると考えております。

ということで、今回のテーマは「なぜ、飲食業界は「中食」に注目するのか?」を自分なりにまとめてみました!

2.飲食店の収益構造について💰

飲食店の売上構造は知っていますか?
基本的に以下の図のようになります。

・人件費:30%(=キッチン15%+ホール15%)
・家賃光熱費:20%
・食材原価:30%
・利益:20%

これはあくまで優良店のモデルなので実際には原価率が高騰したり人件費が上がったりと利益率20%の確保はかなり難しいのが現状です。

とにかく上手くいっている飲食店で利益率が20%というわけです。

3.なぜ、飲食店は中食へ進出するのか?🍕

上記のようにコストの多くが固定費であり、削減が難しいことが飲食店経営は難しく薄利であると言われている大きな理由です。(薄利なことが悪いことだとは全然思いませんが)

そんな中で近年「中食」へ多くの飲食店が手を広げています。ではなぜこのタイミングなのか。理由は大きく3つあります。

①社会的なニーズの高まり👩👨
近年女性の社会進出や単身世帯の増加などを背景として社会的なニーズが高まっています。これに呼応する形で中食に進出するのは一般的な流れであるかと思います。

②飲食店の利益構造を大幅に改善することができる👇
中食に進出すれば飲食店の利益構造は大きく改善することができます。

下のグラフでわかるように▼

・料理を作るのみで成立するため、ホール人件費(接客人件費): -15%
・追加の家賃光熱費がかからないため、家賃光熱費:-20%

合計で35%程度を削減した形でサービスを展開できるわけです。
つまり、利益率=55%⏫になります。

特に店内飲食でのキッチンの稼動率にはかなり偏りがあります。満席だとしても実はキッチンは100%稼動してないケースもあったりするわけです。

そう考えると「現状の固定費を変えず」、「稼働率を最大化させる」ためには中食をやっていこうという意思決定がされるわけです。

※中食=外で調理されたものをオフィスや自宅で食べること

③消費税増税によって、中食と外食で税率に差が出ること

中食は軽減税率の対象=消費税8%
外食は軽減税率の対象外=消費税10%

消費税増税により上記のようになるので外食に大小はあれど影響はあると考えられています。そのような中で中食を取り入れることで、収益を安定させる狙いもあります。

4.おわりに

個別変動はありますが、以上のようなことを背景に飲食店は「中食」への進出を行なっているわけです。

こんな感じで週1くらいではブログ頑張って行きたいと思います。
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