【Pioneer/ LotusFieldCombo】「ダスクモーン」登場のファンガスが気になるので速攻で所見を書いた
こんにちは。「ひらこ」と申します。
2児の父で、普段はDiscordサーバーでちまちま遊んだり、月1ペースで大会に出ています。
今回「ダスクモーン」から興味深いカードが発表されました。
https://x.com/DimirUB/status/1831361179492724937
このファンガスはアンコモンに過ぎませんが、ロータスコンボの有力な仲間になれる可能性があります。
今回はこのファンガスがロータスコンボにとって有力な理由、同マナ域の《樹上の草食獣》との比較、組み込む際の制約。この3点についてお話します。
◆前提
私の持っているシミック型についてのみ言及します。
バント型は回したことがないので説得力が無いからです。
◆有力な理由
有力な理由は《解呪》《成長のらせん》を内包したクリーチャーである、これに尽きます。
クリーチャーであるため、速いデッキに対するブロッカーになり得ます。
相手の初撃、ダメージにして1〜3点程を吸収してくれる可能性が高い。これは《成長のらせん》にはできません。
さらに《成長のらせん》は緑マナと青マナを要求しますが、《Insidious Fungus》の効果起動は無色2マナでOK。
緑の土地を2枚並べても使えるのは良いですね。
さらに《解呪》の能力を持つため、メインからエンチャント・アーティファクト対策を積めます。
《減衰球》を対処するカードが増えるだけでなく、《減衰球》によって無色しか出ない哀れな《睡蓮の原野》からでも何とかする余地があるのはありがたい。
ロータスコンボの仲間に入れるには十分な理由になるでしょう。
◆相互互換と感じる理由
入れても良さそうだと分かりました。
そうすると次は、同マナ域の《樹上の草食獣》と入れ替えるか共存するか、という問題になります。
私の感想では「共存して1マナアクションを8枚体制にできる」可能性が高いと考えています。
つまり、共存した方が良く、入れ替えるなら他のカードということです。
共存の理由は以下の3つです。
ラグがあるので除去を撃たれる
《Insidious Fungus》にできることと《樹上の草食獣》にできることとが違う
上振れが増えた
順番に説明します。
ラグがあるので除去を撃たれる
後述になりますが《Insidious Fungus》を1ターン目に出すと、2ターン目の起動を警戒して除去を撃たれる可能性があります。
このラグは《樹上の草食獣》には無く、《樹上の草食獣》であれば出たときに仕事をしているので、除去を撃つ利が《Insidious Fungus》よりも小さくなります。
《Insidious Fungus》にできることと《樹上の草食獣》にできることとが違う
《Insidious Fungus》と《樹上の草食獣》は土地加速という意味において序盤は良く似た働きをします。
しかし、できることが微妙に異なるため、入れ替えるよりも7〜8枚体制にして1ターン目の動きを潤滑にした方が良いでしょう。
できることを列挙すると、まず《Insidious Fungus》は下記の通りです。
パワー1が止まる
3種の能力を持つ
《樹上の草食獣》にできることは下記の通りです。
1ターン目にタップイン土地をおいても3ターン目に揃えられる
飛行クリーチャーを止められる
戦場に出た時点で仕事をしている
上振れが増えた
4キルに貢献するには、初期手札がザックリと下記の状態の時です。
土地2枚+《睡蓮の原野》+《演劇の舞台》
土地2枚+《睡蓮の原野》+《森の占術》
土地2枚+《森の占術》+《演劇の舞台》
《樹上の草食獣》は上記3個ともできます。
《Insidious Fungus》も上記3個ともできます(すみません、たぶん嘘です。1.しかできません)が、1ターンから2ターンを相手に渡すため、その間に除去される可能性があります。
しかし除去を撃たれた場合でも、3ターン目に揃わなくなっただけであり、4ターン目には揃います。除去ではコンボスピードが普通になるだけです。
つまり、「土地を早く並べる」という点だけ見れば、上振れる確率だけが上がりました。
◆共存における制約
共存するときのデッキ構築には下記の制約が考えられます。
タップインランドを許容できない
1ターン目にクリーチャーを展開したいので《神秘の神殿》のようなタップインランドは許容できなくなります。
一般的にロータスコンボは裏面土地合わせて26枚、その中でアンタップで緑を出せるものは12〜14枚です。
タップインの元凶は《神秘の神殿》《迷路庭園》《バーラ・ゲドの聖域》であるため、できるだけ減らすようにします。
バント型よりも《大ドルイドの魔除け》をさらに使いにくい
3ターン目に《睡蓮の原野》と《演劇の舞台》を揃えようとするため、緑3マナを要求する《大ドルイドの魔除け》がバント型よりもさらに使いづらくなります。
土地加速よりもフィニッシュクリーチャーのサーチやエンチャント・アーティファクト追放に仕事が行きそうです。
フィニッシュついでのエンチャント・アーティファクト追放に使うため、何も考えずに4枚入れることは疑問になるでしょう。
◆最後に:1人回しして感触を確かめる
今までの内容は、カードプレビューを見た所見に過ぎません。
この所見がどのくらい正しいのかは、この後に1人回しをして感触を確かめたいと思います。
想定のリストは下記の通り、サイドボードは適当です。
《衝動》を全抜きしましたが果たして、、、
答え合わせは「ダスクモーン」発表後の環境で確認することにしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?