【Legacy/ Oops】2児のパパがレガシー復帰して大会に出た話(その3-1)
こんにちは。「ひらこ」と申します。
2児の父で普段はDiscordで遊んだり、月1回ほど大会に出たりしています。
今回は、前回(その2)大会に参加したときの反省です。
前回の話は↓
今回は、前回の反省と、そこから得た改善案をお話しします。
先に伝えると、《夏の帳》がイイ仕事をするのではないかと期待しています。
その理由も含めて話しましょう。
◆前回の反省
前回の反省点は、プレイミスを除けば大きく2つです。
1キルしか能のない構成だった
対策カードへの対応枚数が少なかった
改善点も含め、順番にお話しします。
1キルしか能のない構成だった
わたしのOopsは「1ターンで決めてしまう」ことと「予算の範囲内で組む」ことを制約していました。
そのため、第1回のように決まるときは凄まじいスピードですが、そうでない場合は長い時間隙を晒して準備することになります。
1キルキメまくって勝っちまった話は↓
Oopsギミックそのものは「スパイ1枚と黒マナ1つ、他3マナあればゲームに勝利する」ものなので、下振れしたときのリスクヘッジをもう少し用意しようと思いました。
改善案:土地を12から16へ
土地を12枚から16枚へ増やし、1マナ待ちに対する受け札を増やすことにしました。
結果のあるリストは青い両面土地と黒のものとで8枚ずつあるのですが、わたしは緑を使います。
モダンホライゾン3前のOopsパーツを使い回すためです。
後述しますが《夏の帳》が現環境に適応できる可能性があるため、メイン採用のために緑を足すことにしました。
対策カードへの対応枚数が少なかった
青系テンポデッキには《意志の力》や《目くらまし》だけでなく《記憶への放逐》が対策カードとして投入されます。
テンポデッキに限らず、青いデッキであれば2枚程度入っているようです。
Oopsとしてはエルドラージ系デッキ対策のとばっちりを受けた形。しかし、何が抜けたのかは分からないにせよ、ここまで青いカードで対策しようというのなら逆に利用してやろうかとも考えています。
ここで問題なのは、黒だけでは限度があることです。
黒の対策カードと言えば、追加のハンデスと弱めのパーマネント破壊くらいしかありません。
避ける手段があるとは言え、相手の先手1ターン目で《苛立たしいガラクタ》や《墓掘りの檻》などを置かれてしまうと、それだけで詰みになりかねません。
それもリスクとして許容することも考えられますが、相手にイージーウィンを与えるのは許容できません。
改善案:緑のカード(特に《夏の帳》)を入れてみる
そこで緑をテストすることにしました。
結果のあるリストは青を入れていますが、予算の都合と《夏の帳》が環境にフィットするかもしれないからです。
《夏の帳》は自分の呪文が打ち消されなくなったり、わたしやわたしのクリーチャーに青や黒からの呪禁を与えてくれます。
つまり、青系デッキが投入する追加の打ち消しや《記憶への放逐》にインスタントスピードで対応できます。
ハンデスはソーサリースピード故、仕掛ける前に唱えると《渦まく知識》で隠されたり仕掛けるときに唱えると黒1マナ追加で消費したりと、少しだけ足回りが遅くなります。
《夏の帳》も緑1マナを追加で要求しますが、仕掛けるときだけ考えれば良いため、ハンデスよりも少しだけ軽く運用できます。
いま青黒系のデッキが跋扈していますので、相手からの打ち消しとハンデスの二面に対応できる《夏の帳》はテストの甲斐があるでしょう。
◆《夏の帳》が有効な仮説
もう少し細かく見ていきます。《夏の帳》をメインにすることで以下の恩恵を受けます。代償は1キル率の低下と黒マナが確保できない事故率の増加です。
対応札が増える
青いデッキなら入っている流行りのサイドカード、《記憶への放逐》。
このカードのおかげでOopsへの対策カードが墓地対策以外にもできるようになりました。
《目くらまし》がメイン採用のデッキではOopsへの対抗札が16枚程度増えるためこちらも対抗手段を増やす必要があります。
ハンデスのみの場合は《否定の契約》と《強迫》を入れても13枚だったのが、《夏の帳》を追加したおかげで14枚に増加しました。
緑マナ土地を構えることで黒マナ土地の防御ができる
ささやかかもしれませんが、これは《不毛の台地》への抵抗です。
緑と黒の両面土地が手札にあるとき、原則として先に緑の両面土地からプレイするようにします。
仮に緑の両面土地が破壊されても、《暗黒の儀式》を引いてコンボスタートできるようにするなど、黒の方がより簡単に仕掛けられるからです。
また《夏の帳》を緊急キャントリップとして使うためにも先に緑の土地があった方が便利でしょう。
緑マナ源増による《ジャック・オー・ランタン》スロットの節約
緑マナの供給が増えたことで、《ジャック・オー・ランタン》を使わなくても十分運用できるようになりました。
《ジャック・オー・ランタン》は《記憶の旅》をフラッシュバックで唱えるためのマナフィルターとしての役割を担っています。
モダンホライゾン3が出る前から《ジャック・オー・ランタン》は使われていなかったので、緑が増えた構築では、さらに不要でしょう。
青黒や黒単と異なり、1スロット空けられるようになりました。
最後に:あとは検証
ここまで来ると1人回しで済む段階ではなく、「環境に適合した構築か」を検証することになり、実践が欠かせません。
Discordサーバーで対戦して感触を確かめたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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