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どこに逃げる?元旦に地震・避難を経験して思ったこと。

こんにちは。
糖尿病の料理家の土岡由季です。

2024年1月1日夕方、大きな地震が起きました。

石川県の能登半島は震度7、
富山県や新潟県も震度5〜6を観測

私の住む新潟市も大きく揺れました。リビングに置いてあった本や小物が次々に倒れ...恐らく、人生で記憶にある中で一番大きな地震だったと思う。

今回の経験をリアルな気持ちで綴ること、そして大切な気づきを未来に活かそうと思い、この記事を書くことにしました。


地震発生と津波警報

地震発生後すぐにテレビをつけると、地震速報に加え、“津波警報”が出ている。

海岸から逃げて!
高い場所へ!

赤字く太い字がテレビ画面に映り
キャスターの方々が強い口調で
何度も、なんども警告していたのです。

想定では、
津波が約50分後に到達する可能性があるとのこと…

急いで非常食と水、数日の着替え、そしてインスリンなど、私にとってはなくてはならない薬(※)と医療機器をもち、車に乗り込みました。

※1型糖尿病を持つ私は薬が必要不可欠です。
緊急時の薬剤に関する情報は、iddmネットワークさんの速報がとても心強かった。さらに、災害に備えて何をすべきか、糖尿病学会の記事も事前にチェックしておきたい内容です。

どこに、どうやって行くのが正解?

海から車で約15分の距離に住む私たちは、ひとまず離れる&高い場所を目指すことに…

でも、ここで早くも大きな関門にぶち当たります。通りに出るとすでに道は車で溢れ、大渋滞していたのです。ハザードマップの確認、この状態でベターな避難場所はどこだろう?検索するもアクセスが集中し、通信障害で全く繋がりません。


考えた末、田舎では代表的な“高い場所”ともいえる大型ショッピングセンターへ向かうことにしました。しかし、ここでもすでに、屋上へ向かう車が何台も列をなしている…(今から並んでも厳しい雰囲気)。

アタフタしている間に、鳴り続ける警告
早く逃げて!が強い口調で繰り返されます。

ここにいるのは危険(らしい)ことは理解しているけれど、どこに、どうやって逃げたらいい?
正解がわかりませんでした。

道路もどんどん混雑し、悩んだ末に市外にある親戚の家に向かうことにしました。そしてここでも、新たな関門が…
高速道路が封鎖されていたのです。高速を並行して走るバイパスは長蛇の列で動かない。(皆考えることは同じ)

仕方なく下道で向かうこととし、暗くなった一般道を1時間ほど車で走りました。途中、高台となった道路では、路面駐車をしている車を多く見かけました。

冬の時期でも雪がなかったことは本当に良かったです。


余震と鳴り響く警報、そして一つの気づき

避難場所に到着したのも束の間、ここでも地震の爪痕は強く残り、家の壁やタイルの落下による破損が、あちこちにありました。さらに近所では、塀が倒れている家が少なくありません。

その後も余震が数時間続き、iPhoneから時より鳴り響くあの狂気的な音(緊急地震速報)に都度びくっとしながら、時が過ぎるのを待つかありませんでした。
電気、水道、ガスが使えたことが不幸中の幸いです。

深夜、余震も徐々におさまり、津波警報から津波注意報へ格下げになったタイミングで、このnoteを書いています。

日頃から緊急時に備えて、食や薬は常備していたので、ある程度の備えは“できているつもり”でした。でも、実際は思い通りに動けないこと、さらに広範囲を見据えた“避難先”を見落としていたこと、この経験を機に改めて実感したのです。


——以下1月2日10時追記—-

朝ニュースを見ると、石川県では大きな被害の様子が映し出されていました。さらに新潟の家の近所でも液状化があちこちで起こり、ガス、水道の停止が起きているようです。Xでも新潟市に住む方、市役所の皆様が頻繁に情報を発信してくれています。

余震は続いているため油断できない状況ですが、 2日10時、津波注意報が解除されました。

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今回の地震で今もまだ避難をしている方、大変な状況になっている方、被害に遭われた方、お見舞い申し上げます。どうかお身体は無事でありますように。

そして最後に、今回の地震を経て、LINE、InstagramやFacebookのDMより、数十人もの方からあたたかいお言葉をいただきました。
・何かあったら、いつでも頼ってね!
・必要なものがあれば送るからね!
・充電使わせちゃうからお返事は大丈夫だよ!

優しさ、心配り。

メッセージをくださった方、また、敢えて優しく見守って下さった方、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。改めて、ありがとうございました。

安心安全な日々となることを願って...🎍

2024.01.02 Yuki

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