長谷川勇紀

長谷川勇紀

最近の記事

兵庫教育大学のセミナーに参加してきた話

立教大学大学院リーダーシップ開発コースに通って間もなく1年半が経とうとしています。驚愕な早さで身震いするわけですが、修士2年生になってからは、経営学での人・組織開発の学びをいかに教育現場にブリッジングさせていくかにより注力しています。 そんな観点で大学院生活の合間を縫って参加したのが、兵庫教育大学が主催する教育行政トップリーダーセミナー。教育長をはじめとした、教育行政リーダーのための前期・後期4日間に渡る学習会の前半戦です。 毎年扱うテーマが変わるのですが、今年度のテーマ

    • 東北伴走者合宿@気仙沼を終えて

      気仙沼での邂逅。教育に携わっていると必ずイメージするであろう教え子たちの数年後の姿。一緒に仕事して、おいしいお酒を飲み交わせるようになっていたらいいな。そんなイメージはいつやってくるのだろうと、日々の喧騒の中で横に置いてきていたもの。 だからこそ、その瞬間は意図せず偶発的に立ち現れる。ちょっとのよそよそしさと、その後にやってくる、何とも言えないじんわりとした嬉しさ。そして、ふと、あの頃から自分はちゃんと歩みを進めているだろうか、この子たちと引き続き、対等な関係の中で高めあえ

      • 【マネジリアル・コーチング論における1階と2階の学習の話】

        大学院2年次の春学期。授業は4科目を履修していますが、その中に「マネジリアル・コーチング論」なるものがあります。いわゆる、管理職が行うコーチングについての学習です。 コーチング論と言うと、即座に思い浮かぶのはスキル系の講座なのではないでしょうか?自分自身もシステムコーチングを学んでいた関係もあり、初見の授業名からは、具体的な実践を伴う学習?というイメージもありました。 結論、基本的なスキルを学習する実践も取り扱うのですが、授業の半分は、マネジリアル・コーチングに関する文献

        • 連休中日、立教大学の図書館へ。

          連休中日は終日、立教大学の図書館へ。 午前は量的研究を行なっている先輩からそのプロセスを勉強させていただくとともに、現在のプロジェクトの相談を少々。午後は質的研究法の授業の一環で後輩にインタビューさせてもらって逐語録を作成。そして、図書館も歩きつつ、プロジェクトに使える概念と尺度を探索探索…。 気がついたらあっという間に閉館時間になってて、最後まで一緒にいた同期と池袋の火鍋屋さんに入ってアフタートーク。最近、起業した同期の新しい事業の構想は自分の関心どころにも近くて、あれ

        兵庫教育大学のセミナーに参加してきた話

          県立高校魅力化ビジョンキックオフ勉強会からスタートした島根県教育委員会高校部会の話。

          今年度も県立高校魅力化ビジョンキックオフ勉強会からスタートした島根県教育委員会の高校部会。この勉強会を主催する、県立高校魅力化ビジョン推進本部の事務局を、今年度も拝命しています。 本勉強会には、所属を越え、40名もの皆さんが参加してくれました。この1年間の更新情報があるとは言え、新任の方だけではなく、昨年度も参加してくださった方々も多く、その前のめりな姿勢にこちら側も背中を押されます。 学習する組織で言う共有ビジョンの設定は今年度、大きな節目を迎えようとしています。高校に

          県立高校魅力化ビジョンキックオフ勉強会からスタートした島根県教育委員会高校部会の話。

          ウェルカムLDC企画のこと。

          立教大LDC5期生に向けた、4期生によるウェルカムブース企画が終了しました。新入生のお出迎え企画。期を越えた繋がりが当たり前のようにあることが、LDCらしさの一つなのかなとも思います。 今期も多彩なバックグラウンドをお持ちの方々が20人、この場所に集い、一緒の学び舎で学習していきます。蓋を開けてみれば、5期は学校教育バックグラウンドの人が3人も!(4期は自分1人) 普通科、専門高校、広域通信制、学校種も様々で、こうやって人・組織を経営の観点で学ぶ、ということに意欲を示す学

          ウェルカムLDC企画のこと。

          新年度がスタート!

          転がるように年度末を迎え、這い上がるように新年度の最初の1週間を走り切った。 今年度はたくさんの節目の年。この年に向けて、たくさんの準備をしてきた。まだまだ足りないな、うまくいってなくて悔しいな、もっと力が欲しいな、そんな風に思うことも多いけれど、いまこの瞬間を信じて、自分に出来ることを一つ一つ、コツコツと積み上げていきたい。 ・島根と東京の2拠点生活は続けます。 ・島根県教委も引き続き、組織横断の魅力化チームの事務局を務めます。 ・地域・教育魅力化プラットフォームでは全

          新年度がスタート!

          2/11、誕生日を迎えて。

          2/11、今年も健やかに誕生日を迎えて、ついに40歳の大台!に乗りました。 20歳の頃、40歳なんて先のまた先!みたいな感覚だったけれど、なってみればほんとあっという間。あっという間だけど、その20年間の歩みの中にたくさんの出来事がぎゅぎゅっと詰まっていて、振り返って思い出すだけで、懐かしくて楽しくて幸せな気分になれる。 落ち込むこともあったけれど、たくさんの人に支えられながら、こうやって一歩一歩、前に進んでくることができました。誕生日って、そんな多くの人たちに感謝を伝え

          2/11、誕生日を迎えて。

          2024年の幕開けにあたり

          あけましておめでとうございます!年明け早々、多くの皆さんにご心配をおかけしましたが、新潟市の中心地で地震に遭遇するものの、家の中のものが倒れた程度で大きな被害はなく、無事に新年を迎えることができています。 一方、北陸には知人も多く、気持ちのザワザワは収まりませんが、できるだけ早くの復旧・復興を願い、自分にできることを一つ一つ積み上げていきたいと思います。 * 今年の年末年始は隙を見ては読書の時間に費やしています。改めて組織開発関連の本をざざっとレビューして、年始に控える

          2024年の幕開けにあたり

          12月のハイライト・ベスト3!

          ということで、23年最後の1か月、走りに走り抜けて、28日に仕事納め。今日から実家の新潟に帰省中です。 先日の採用説明会に参加&案内してくれた皆さん、また、ふるさと納税を検討してくれた皆さん、ありがとうございました。おかげ様で良い出会いもあったり、着々と寄付も増えてきたりとありがたい限りです。ふるさと納税は、明日、31日が最終日なので、ぜひぜひ最後の検討をよろしくお願いします! さて、そんな12月のハイライト・ベスト3を書き残して年末を迎えたいと思います。 * 1.長

          12月のハイライト・ベスト3!

          採用イベントとふるさと納税のご案内

          2つほど、ご案内! ①12/17(日)オンライン採用イベント 12月17日(日)9:30~10:30にて、一般財団法人 地域・教育魅力化プラットフォームの採用イベントを開催します! テーマはずばり「都道府県単位で考える高校魅力化の現在地」。採用イベントにテーマなんているのか?とかツッコミどころは満載ですが、せっかくの時間、僕たちが取り組んでいる活動のお話を通して、高校魅力化の現在地の片鱗に触れるような機会になったらなと思っています。 なんと1回のみの開催!それなりに人が

          採用イベントとふるさと納税のご案内

          学校教育と組織開発と都道府県巡りと

          立教大学大学院LDCに入学して、あっという間に8か月が経ちました。あえて経営学研究科で学ぶ選択をしましたが、一方で教育の専門性も深めていければと思い、入学当初から(いや、入学する前からかな)、兵庫教育大学教育政策リーダーコースに所属する岡崎 エミさんと定期on-line勉強会(といっても、1on1の情報交換会)をコツコツと続けてきています。 先日は初めて勉強会らしく?「組織開発」というワーディングに興味を示してくれた7人ほどの兵教大の院生の皆さんと一緒に、「学校教育×組織開

          学校教育と組織開発と都道府県巡りと

          いまを大切にしていく営み

          思い返せば、ペースが早いことばかりが評価されがちだった。 学校の中でも、早く問題が解けた子が評価され、会社の中でも、早く成果を挙げた社員が評価される。 いまはアジャイルが大切だ、って言われて、ペースを上げて、間違ったらすぐにピボットして、また変えていけばいいって言われる。失敗は成功の糧。それは本当にその通りで、出来は6割でいいから早くアウトプットして、どんどん変えていけばより良いものができることも確か。 でも、ふと時折、急ぐことに息が切れることがある。 本当はもっとゆ

          いまを大切にしていく営み

          home coming!

          一年に一回の恒例行事になってきた福島訪問。今年は少し早めの11月に訪れることになりました。 旅の歩みは、東京は中野のグッドモーニングカフェであおちゃんとぺっことでランチ会。その後に福島市を訪れ、Bridge for Fukushimaの伴場さんにお会いしてから県庁へ。 県庁ではたくさんの県教委の皆さんとお会いできて、懐かしい面々も多くて何だか嬉しくなりました。島根での取り組みやら、大学院での話やらを共有して、少しづつ、色々なものを福島に還元しつつ。 翌日は白河に訪れお馴

          事業家・企業との対話と協働で高校生の可能性はどこまで広がるか

          先週末の7/22-23、第2期「しまね未来共創チャレンジ」、通称”みらチャレ”がスタートし、全プロジェクトが集まるスタートアップ合宿が開催されました。 このプログラムに対する今年度の協賛企業の数は、昨年度と比べて1.5倍の30社ほど。また今年も、島根を支える素晴らしい事業家の方々に高校生のホームチームのメンター役として伴走してもらい、高校生のメンタリングのみならず、そのチームのプロジェクトを本当に事業化させていくためのサポート・コーディネートも行っていってもらいます。 こ

          事業家・企業との対話と協働で高校生の可能性はどこまで広がるか

          大学院生活4か月間を振り返って

          大学院との3足の草鞋がスタートして4ヶ月。元気に楽しくやっています、と言いたいところですが、なかなかに苦しみ抜いた4ヶ月間でした。 何が大変だったかというと、一つは授業を受けること以上に、毎回の課題提出に苦しめられたこと。慣れないケース課題も多く、文字情報のインプットが苦手な自分にとっては、状況を理解し、設問に辿り着くまでが一苦労。 けれど、そんな慣れないことを繰り返してきたものだから、結果的にその筋肉が鍛えられてきたというか、楽しい&しんどい、といった、いわゆる”楽しん

          大学院生活4か月間を振り返って