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本音と建前

インタビューやアンケートで「パチンコに行きますか?」「ギャンブルをしますか?」と質問をしても本当の答えを教えてくれないことがあると聞いた事があります。

理由は、パチンコやギャンブルが世間からネガティブな要素と捉えられていると、隠してしまう事があるそう。本人自身が思い込んでいると、その傾向が強くなるようです。たしかに建前ってある。

なるほど、と思いました。

いまスマイルズの野崎 亙さんの著書を読んでるのですが、そこにスープストックの器の話が書かれていました。

スープをきれいに見せる器というものがあるそうです。スープ皿ですね。面積が大きく、高さは低く、中が窪んでいているタイプのお皿です。

たしかに、スープを頼むと、丼とかではなく、こういうスープ皿で出てきますね。

ただスープストックでは、このお皿は使っていないそうです。縦に長く、横の面積は狭い、器にされたそうです。


この器には理由があるそうです。それは本音と建前を考えてこのカタチにされたそうです。

いわゆるスープ皿は美味しそうにも見えます。しかしお皿が大きいので、「たくさん食べる」人に見えてもしまうそうです。

お皿が広いだけなのですが、これに恥ずかしさを感じでしまう人がいるそうです。

本音はしっかり食べたいけど、建前はたくさん食べてるように外からは見られたくない。という事だそうです。

そこで、スープ皿のセオリーから外して、「縦に長くする事で小さく見えるスープの器」を採用されたそうです。スープと具がたっぷり入っていても、容器は小さく見える。

こちらも、なるほど思いました。

スマイルズはマーケティングにペルソナは使わず、実際に想像できる1人の人を考えてビジネスを考えられるそう。世間のマーケティングとは違う方法でビジネスを展開されていますね。

スープストックのイメージが強かったのですが、様々な事業を展開されているそうです。六本木の『文喫』もスマイルズさんが関わられていらっしゃたと。

まだ読書途中ですが、面白いエピソードだったのでnoteに書かせて頂きました。

読みやすい、発見がある、おすすめの本です。




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