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【勝利の女神】犯した罪に相応の罰をサイドストーリー〈WORDLESS〉【NIKKE/ニケ】

20241017-21.

©Proxima Beta Pte. Limited ©SHIFT UP CORP.




どんな罰でも…言われた通りに受け入れます!
許されるとは思ってません…ひたすら謝り続けます…だから……!

ミハラにひとことだけ……ッ


リリース2周年を間近に控えた2024年10月17日、公開されたサイドストーリー〈WORDLESSワードレス
大罪を犯したユニが処罰を受ける日、親友のミハラに残した最後の言葉を記録した ユニとミハラの友情物語。

ユニはアークテロ事件の罰を受けることに!
でも、彼女にはミハラに伝えなければいけない言葉が…







はじめましての方は、はじめまして。
あとすこしで、ニケ歴1年と半年になる半人前指揮官のユキヒメです。

NIKKEに関する記事は周年イベントか、個人的に好みだったイベントのみにしようと思っていたんですが2周年を前に、推し部隊「ワードレス」のサイドストーリーが公開されたということで筆を取らせて頂きました。

この記事を読まれている方はもちろんNIKKEをやられている指揮官だと思いますが、チャプター24までのネタバレやサイドストーリーのネタバレ等ありますので、一切何も見たくないよって方は今すぐお引き取りください今なら間に合います。

まだまだ半人前の下手ぴ指揮官なのでチャプター22の途中までしか自力じゃ見れておらず、YouTube等動画サイトで最新話まで補完済みですが覚えてる内容があやふやなので、ファミ通様の『メインシナリオあらすじまとめ』を参考にしながら書きました








♡.ミシリス所属部隊"ワードレス"になにがあった?


ミシリス所属部隊『ワードレス』。

所属メンバーは、サディスティックな趣味があるドS少女「ユニ」と、体を縛り付ける革の拘束具が基本装備デフォルト衣装のお姉さん「ミハラ」の2人。



左:ユニ 右:ミハラ



ユニは鞭で打つような仕草を取ることで、相手の感覚の一部を遮断することが出来る能力を持ってます。
たとえば、足の感覚を遮断すれば立てなくなるし、手なら物が持てなくなって、目なら見えなくなる。

そしてユニの相棒を務めるミハラは、他人と感覚を交換できる能力を持っています。
ミハラが受けた苦痛は、ミハラ本人ではなく感覚を交換した相手にいくというもの。


二人の能力の怖いところは、ニケ、人間、ラプチャーに通用するというということ。

痛みでしかコミュニケーションを取ることの出来ないユニと、苦痛でしか生を感じられないミハラ。
自分たちのことを『歪んだ歯車』だと呼ぶ。
歪んだ個性ゆえに他人から受けられず、ずっと孤立していた2人。
やっとその歯車がピッタリと一致する運命の相手が見つかり、孤独から解放されやや依存とも見える深い愛で繋がったユニとミハラ。



どこの部隊よりも、固い絆で結ばれたユニとミハラの歯車が壊れる事件が起こります。

それが喋るラプチャー トーカティブ捕獲作戦。
ラプチャーを捕まえることに特化した部隊ワードレスと、指揮官プレイヤーの部隊カウンターズの強力任務が失敗に終わり、その責任を各部隊のリーダーであるラピとミハラがとることになりました。

処罰は『製造直後までの記憶消去』。
つまりミハラは今までの記憶を全て失い、ユニのことすら忘れてしまうということ。


"ミハラ"からユニへ
最期の言葉


1人残されたユニは、ミハラの「ユニがミハラをミハラにして」の遺言とも取れる言葉に従いミハラに記憶消去前の思い出を少しづつ教えていきます。


真っ白になったキャンパスに"ミハラ"を描くユニ




最初は頑張って"ミハラ"を完成させようとしていたユニ。
しかし次第に"これ"は、ユニの好きだった"ミハラ"じゃないと考えるようになっていき──。


もともと好きだったユニがさらに好きになった例のシーン



不条理に記憶を消され「殺された」ミハラと比べ、記憶が消えなかったラピやメティス部隊を目の辺りにして、ぶつけようのない怒り憎しみを募らせ……。





クロウによって描かれたアーク史上最大の自爆テロ。
ラプチャーによるアーク襲撃事件にて、ユニはシュエンへの強い憎しみを利用され指揮官プレイヤーの持つ、アンチェインドを強奪した後、多くの死者を出したシェルター事件を引き起こしました。


それはそう
でも指揮官1人だけで救える命に限りがあるのも そう


その後、クロウの手引どおりにシュエンをおびき寄せ痛めつけるユニ。
もはやミハラの静止も「お前はミハラじゃない」と取り付く島もありませんでした。

シュエンを殺すために自分の腕にアンチェインド弾を打ち込みNIMPHを破壊、リミッターが外れたユニは制圧しようとしたカウンターズと指揮官プレイヤーを感覚遮断で無力化。

拳銃の銃口をシュエンの頭部に向け引き金を引き──。


このセリフをユニの口から聞きたくなかった
(めっちゃ泣いた)


銃弾は間に割って入ったミハラの頭部に命中してしまう。

頭部に致命的な損傷を受けたミハラ。
緊急でメンテナンスが行われましたが、脳に埋め込まれたNIMPHが手術を外部からの攻撃と判断し、手術の妨害。
このままでは危険と判断し、一度強制的にNIMPHを取り外して手術後に再度取り付ける処置が施されました。しかしその結果、NIMPHを無理に外したことにより記憶消去が……。




サイドストーリー〈WORDLESSワードレス〉はそんな事件のあった後のお話し。
更生館に収監され処罰を待つユニと、再び記憶消去が行われユニのことを忘れてしまったミハラ。


ユニとミハラの 歪だが 美しい友情物語
サイドストーリー〈WORDLESS〉





♥サイドストーリー〈WORDLESSワードレス




 言葉から始まった罪への処罰


脳に大ダメージを負い一度は生死の境をさまよっていたミハラ。
NIMPHを摘出し、もう一度入れ直す大手術が成功し、なんとか復活することができました。

術後は良子で、後遺症などはまったくなく頭の痛みもないらしい。
痛いのが好きなミハラにとっちゃ"痛くない"のは、残念に思っいるようですが、心配してたこっちとしては生きてて本当に良かった。




NIMPHを再び入れたことで、記憶消去が行われ、全ての記憶を失ってしまったミハラ。
用意された資料やNIMPHに保存されていたデータで、"ミハラ"と言う人物の情報や戦い方などの最低限の知識は入っているらしいのですが、経験からなる知識や人と触れ合った思い出は全て無くした状態。


脳に物理的に損傷を負った状態で、NIMPHを入れたり出したりして無理やり治したのだからもし脳の損傷が残っていたりしたら今度はもっと大変なことになる。
心の休憩も兼ねて、しばらく休んでいて欲しいのに完治したとなったら直ぐに仕事に呼び戻されるブラック企業ミシリス。

アークテロ事件の主犯がミシリスのニケだと明らかになってからというもの、会社の名声は大きく傷つき、なんとしてでも成果を挙げなければならない状況になっていて、ミシリスの全部隊に「イメージを刷新するために成果を挙げよ」という命令が下されました。
もちろんワードレスも例外なく。


しかし、アーク史上最大の事件の犯人であり、三大企業のCEOを射殺しかけた危険人物として収監されているユニを出してもいいものなの? と、疑問になりますが、ユニへの処罰はすでに実行されその重要な代償として……。




ユニだと言われた「ソレ」の巨大な体は拘束されており、顔は表情のわからない不気味な仮面で隠されている。
唯一、髪だけは以前のユニと同じピンク色……でも足元から見えるのは、ラプチャーと思われる無機質な機械。




人間でも、ニケでも、ラプチャーでもない「何か」。
ミハラの前にいる「ソレ」は、ミシリスが独自に研究し開発を進めようとしている、ラプチャーとニケの融合実験に使われた「ユニ」の成れ果てた姿でした。






ううう。ううう。ううううう・・?



一般的な姿ではなくなってしまいましたが、いちおうニケに分類される、ユニだったもの。

強制的にNIMPHも搭載されているし、アーク内での活動可能区域は、更生館とM.M.R.研究所に限定。
地上に向かった後も、定期的にアークに戻らなければチョーカーが爆発し、頭部が破壊される仕組み。




アークの全てを決定する権利を持ったAI エニックの判決は取り除かれたNIMPHを再び搭載し、『人類に危害を及ぼした分、人類に献身させるように……』というものをシュエンの腹違いの姉ジエンが歪曲し、こんなニケともラプチャーとも言えない姿にした。

サブストーリーで初めてその存在が語られた「ジエン」。
表立った行動をせず、シュエンの側近など限られた人達しか存在を知らないトップシークレットの人。

今回、ジエンがユニの処遇に関与したことが異例。

NIMPHを搭載する際は、思考転換を防ぐために記憶を消去してから行うのが通例ですが、ユニに行われたのかは不明。
ジエンと選ばれしメンバーだけで行われたので、誰も知らないらしい……けどユニの反応を見るに絶対、覚えているでしょう!





多くの死者を出したシェルター事件は、ユニが放った「言葉」が原因で起こった惨劇。
だからその罪に相応しい罰として「言葉」を失ったユニ。

鳴き声ようにも聞こえるそれを一定のリズムで何度も、何度も、何度も、ユニはミハラを見つめ訴え続ける。
何かを伝えようとしているのは分かるものの、具体的に何を言っているのか、ミハラには分からない。




意志の疎通と相手の言語を知ることの違い


「ううう。ううう。ううううう……?」


これから仕事する仲間なのだからある程度は会話が出来ないと不味いと、毎日ユニのもとにあしげく通うミハラ。
ミハラの言葉はユニに伝わっているのか分からないが「う!」と反応を返してくれる。でもミハラが何か聞くとやはり、あの一定のリズムの鳴き声のような言葉が返ってくる。


人の言語を話せなくなってしまったユニと"話し"をするため、ミハラは動物のスペシャリスト「ハッピーズ一部隊」のレオナの協力を仰ぐことにしました。




 レオナの担当する動物は、ライオンのティミのような猛獣たち。
ある意味、今のユニと通じるものがあるということで協力してもらいましたが、ここでユニが見ているのはミハラだけだという事が判明。

見ていたつもりでも、伝えてたつもりでも、実際は出来ていなかったコミニュケーション。
レオナに教わった通り、ミハラも真っ直ぐユニの目を見つめます。
やっと通じ合った2人。ユニはミハラの言葉をちゃんと理解し、分かったうえで何かを伝えようと必死に訴えていたのです。



意志の疎通と相手の言語を知ることは似ているようで全然違うこと。
ユニはレオナに全く興味を示さないため、レオナにユニの言葉を理解するのは無理だけど、必死に伝えようとしているミハラになら、ユニの言っている言葉が分かるはず。

過去のユニがどんなだったか。
ユニがミハラをどう思っていたのか。
ユニのことを知ろうとし続ければ、ユニがどんなことを伝えたいのか、自ずと聞こえてくるはず。





世界中の人があなたを許さなくても…


「ワードレス」は、ミシリス・インダストリーのCEO、シュエンがプロジェクト「メティス」に続いて独自の技術で生み出したニケの部隊であり……先代に匹敵する偉業を成し遂げられなかったシュエンを独自の二ケ開発技術を持った開発者として世間に知らしめるために作られたプロジェクト「ワードレス」出身のニケによる部隊のことである。



ワードレスの任務はラプチャー側に堕ちたニケの成れ果て「ヘレティック」の捕獲だった。
ラプチャーを捕まえることに特化した能力を持ちながら、特殊ラプチャー「トーカティブ」を逃し続け失敗を繰り返した。

またシュエンが独断で出した一介の指揮官への違法な依頼したことが外部に知られ、その結果、リーダーであるミハラが記憶消去の刑に処されるなどの大失態を犯しミシリスの厄介者ゴミというレッテルを貼られた……悔しいけどこれが現状のワードレス。

資料に書かれていた内容は全て頭に入っている。
でも唯一、資料にも書かれて居ない項目が。
それはユニに関すること。

アーク史上最も死者を出した犯人の情報なのだから機密扱いされているだろうとは思っていたけど、ユニが使っていた部屋ももぬけの殻となっていた。
家具もなにもかも無くなった部屋の中で唯一、捨てられずに残っていた破かれた写真。




頭に走る電撃、記憶にないはずの思い出。
脳裏に蘇ったのはワードレス誕生記念にシュエンとユニと3人で撮った最初で最後の写真。





処罰を受ける前に残したユニの言葉。

「言葉」を奪われてもずっと、ミハラに伝えたかった「言葉」。




嫉妬と哀しみに呑まれ暴走してしまったユニですが、あの日からずっと、犯してしまった事を悔いて反省し謝りたかった。

許してほしいわけじゃない。ただひとこと言いたかった。
──その気持ちがようやくミハラの元へ届いた。




ユニの犯した罪は、これからユニがどんな罰を受けようとも、償えないし人々は許してはくれない──でもミハラにしてしまったことだけは、ミハラだけはユニを許す。

ミハラを見ればユニは苦しくなり胸が痛くなって嫌でも自分の犯した罪を再確認することになる、でもそれでいいんだ──ユニとミハラは互いに痛みを与えることで"生きている"と実感できる。

言葉を失い、記憶も失ってしまったけれど、
お互いに向き合いながら、痛みを感じながら……
一緒に罪を償って、生きていきましょう。







これからのワードレス


言葉の壁を乗り越え、再びユニと分かり合えたミハラはその足でシュエンの元へ行き、ユニと同じ爆弾チョーカーを着けるように願いでる。
もちろんユニと同じ設計で、片方が爆発したらもう片方も爆発する仕様で。

命を懸けて生まれもった使命を成し遂げる、それこそがユニとミハラの贖罪の方法だから。




ニケを鉄くずと呼び、殴り蹴るのような暴行を平気で行うシュエンですがワードレスには少なからず想うところがあった様子で……。



次に目覚めたミハラのボディは、初任務が完遂した祝いに贈られるはずだったもの。
最初で最後となった3人での写真の後、もっと強く見せたいから、とシュエンの命令で作られたもの。
口ではなんと言おうとも、ワードレスのことを大事に想っていたシュエン。
新たなスタートを迎えたワードレスの最初の任務は1ヶ月で、ラプチャーの希少個体を見つけること、新しいくも懐かしいワードレスが始まる。

『さあ、行きましょ。』

『う!』


ユニとミハラは歩き出した。
かつての2人とは異なる姿で……かつてのように、歩調を合わせながら……

WORDLESS : END








感想ᡣ𐭩いろいろ思うところはあるけど良い話しでした



読む前から不穏な空気がひしひしとあったサイドストーリーWORDLESS。

ユニはクロウに良いように利用されただけとはいえ、犯してしまった罪は泣いて謝ったところで許されるものじゃない。どれだけユニが罪を悔いて償おうと善行を重ねても、死んでしまった人たちは帰ってこないのと同じようにユニの罪は一生消えない。そう頭では理解してはいたものの……。




……どうしてそうなった?

「言葉」で犯した罪に対して「言葉」を話せなくなる罰を与える。

因果応報。犯した罪に相応の罰を与えるのはまだ理解できたんですけどだからって化け物にするのは話しが違くない?
ジエンって誰よ?? シュエンの腹違い姉だそうですが初めて出てきた名前、ミシリスの裏ボスみたいな存在なのかな。今このタイミングで出てきたということは、2周年イベントか、新章が始まるメインストーリーで関わってきそうですね。


2周年といえばサイドストーリーの最後に出てきたミハラの新章衣装。



すぅー……1.5周年のモダニアのことを考えたら、このミハラ衣装が2周年で追加されるんでしょうねぇ……一万円で買うこと前提のコスチュームガチャの奴なんですかねぇ……ほぼ裸じゃねぇぇえかぁああああッ!? 大事な所しか隠せてないよッ!?
はち切れんばかりにパツパツになった「もの」がぎゅぎゅって……ユニの件とか今までの話しがすべて吹き飛ぶくらいに頭ん中真っ白になった。
クラウンの覚醒衣装もほぼ全裸だったし、熱がどうのこーのという設定があったけど運営様曰く、暑そうだから"ああなった"らしいし……NIKKE運営様もしかして考えている以上にやばいのかも。




数分前までは、お互いの想いが通じあって、罪の重さに苦しむユニを許してあげられ良かったね、と鼻水ズルズルしながらハンカチ片手に見てたのに急に最後アレですよ……涙返せってなりました。
ずっと鬱だったのが一気に吹き飛ぶくらいに大笑いしました、最近は鬱ゲーばかりやっていたので久しぶりに笑った。


サイドストーリーWORDLESSは、予想通りの不穏でニケらしい鬱満載のストーリーに予想の斜め上を行く演出や、ばっかじゃないのって呆れるほどの露出に爆笑して、いろいろ言いたいことはあるけどやっぱりニケっていいなぁとなる最高のストーリーでした。
2周年イベントまであともう少し! 新しい装いになったワードレスと今後、指揮官プレイヤーとカウンターズたちが出会ったときどんな反応を見せるのか楽しみです。
それでは次は2周年イベントでお会いしましょう。







2024.10.21.fen.
-WORDLESS : END-


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