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【聖剣伝説】18年振りの完全新作が凄い!! 体験版 プレイレビュー【VISIONS of MANA】PS5版

20240730-0803.

© SQUARE ENIX




スクウェア・エニックスの新作『聖剣伝説 VISIONS of MANA(ヴィジョンズ オブ マナ)』が2024年8月29日に発売される。
それに先駆け7月30日に本作の体験版が配信開始となったのだが、その内容にに驚かされた。


体験版仕様の序盤ストーリー
(※本編への引き続きなし)
セーブデータがあると製品版で有利になるアイテムが貰える








元はFFの外伝シリーズだった




1991年から続く大人気ゲーム『聖剣伝説』。
本作はもともと「ファイナルファンタジー」の外伝として生まれた作品だが、その独創的な世界観とアクションの面白さから30年以上経った今でも愛される人気作品となっている。


しかし歴史あるシリーズ故に新作ソフトを出すのは困難を極め18年振りのシリーズ完全新作となる本作に対してファンからはどこか不安な声が漂っていた。
だが、本作の体験版を遊んでみると、シリーズとしてまた軌道に乗りそうなほどよくできていたのだ。




──改めてまして。

はじめましての方ははじめまして。
聖剣伝説3のリメイクだけ遊んだことのある新参者ユキヒメです。


普段はプレイしたゲームのプレイ日記や、読んだ漫画の紹介記事などを書いていますが気になっていた『聖剣伝説VISIONS of MANA(ヴィジョンズ オブ マナ)』の体験版が配信されたということで記事を書かせて頂きました。







聖剣伝説シリーズの歴史


『聖剣伝説』シリーズはざっくり説明すると、黄金期と呼ばれた『聖剣伝説1~3』のナンバリングタイトル以降は迷走・低迷を繰り返し「3」の11年後(2006年)に発売された『聖剣伝説4』も評判がかんばしくないまま勢いを落とし、基本無料のソシャゲもリリース前の宣伝虚しく低飛行が続くような状態を維持。

そんななか満を持してのナンバリングシリーズ最新作となる『聖剣伝説 VISIONS of MANA(ヴィジョンズ オブ マナ)』の制作が発表され、コンシューマーでは約18年ぶりの登場となる。
(ヴィジョンズの「V」が「5」を意味していると思われる。)





古参勢から新規層まで考え抜かれた作品



ここからは体験版をプレイしてわかった本作の魅力を紹介していきたいと思う。
まず紹介したいのはキャラクターの"見た目"だ。



❖とにかくキャラクターが可愛い


ストーリーの序盤を体験できる体験版では主人公含めた4人PTからのスタートになる。
(操作キャラクターはヴァル・カリナ・モートレアの3人)

事前情報なしで始めたため、主人公たちが何をしてる途中で、誰がどんな役割なのか、全く分からない状態からのスタートとなってしまったが、かわいらしく特徴のあるキャラクターたちが明るく楽しげなフィールドを駆け回り体全体で喜怒哀楽を表現する様子に驚かされた。



本作のフィールドはセミオープンワールドを採用しており、隅々まで探索する事が出来る。
しかし、広いフィールドを探索するのには時間が掛かるし面倒だ。それを打破するのは移動手段となる「犬」(名前忘れた)だ。
「犬」はボタンひとつで(フィールドであれば)いつでも呼び出せ普通に走るよりも遥かに早く走れる。
ひとつ文句を言うなら乗ったまま戦闘が出来ないところか。一々降りたり乗ったりするのは手間で面倒だから結局走っていた。



風の御子みこ カリナ・聖獣ラムコ
CV :夏吉 ゆうこ
ワンコに乗れば移動も楽ちん♪




❖自然とフィールドを探索したくなる仕組み


いくら背景が美しいとはいえ、ただ見た目が美しいだけではあまり意味がない。そこで本作は、そのフィールドをプレーヤーに探索させる仕組みを用意している。
一番重要なのは、ミニマップに宝箱などの位置が表示される部分だろう。場所がわかっていればプレーヤーは思わずそれを取りたくなる。

収集要素である「クマミツ」。フィールドや街中のあちこちに落ちており、これを集めると後でアイテムに交換できる。拾って得するものが見える形で落ちていたら、つい拾いたくなってしまうのがゲーマーの真理。

このほかにも、各地にいる住民のサブクエストは話を聞いただけで自動で受注できる簡便な仕様など、自然とプレーヤーが探索をしたくなるような、快適で誘導の効いた作りになっている。


クエストは"探索系"から"モンスター退治"までと様々




❖アクションが苦手でもどうにかなる戦闘



また本作では『聖剣伝説3』と同じく3人PTで戦うアクションRPGとなっている。

しかし、この複数人バトルには難点もある。味方が強すぎるとプレーヤーの存在意義が薄いし、かといって仲間が役に立っていないように見えてはストレスになってしまう。


あくまで体験版の範疇はんちゅうに限るが、そのバランスもうまくとれているように感じた。
仲間がきちんと戦っている印象を受けるし、自分が操作しているキャラクターもしっかり攻撃・回避をする必要があり気づいたら倒れていたみたいなスリルもちゃんとあった。
(体験版では難易度"ノーマル"固定っぽい。)

クラスは「風」「月」から"いつでも変更可能"
クラスによって戦闘スタイルが変わるため
敵に合わせて変えるのも楽しい
スキルはワンボタンで発動可能
不利有利もひと目で判別できる





 現在は、スマホ向けタイトルとしてオープンワールドのアクションRPGがひとつのムーブメントになっているイメージがあるが、本作はかなりそれを思わせるような作品に仕上がっている印象を受けた。
つまりただ懐かしいだけでなく、新しいプレーヤー層にも訴求そきゅうできそうな見た目となっていたのだ。


『聖剣伝説』の特徴を反映しつつも現代風のルックスにかなりよくできている『聖剣伝説 VISIONS of MANA(ヴィジョンズ オブ マナ)』。
本格的な評価は製品版が発売されてからになるだろうが、それでも期待が持てるのは間違いない。




──さまざまな困難を乗り越え、ついに発売される『聖剣伝説 VISIONS of MANA(ヴィジョンズ オブ マナ)』は、シリーズの新たな一歩となるタイトルかもしれない。

2024.08.03.fen.

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