#2【プレイ日記】 ヨシキ様による愛の鉄槌だッッ!!【PS5T】
20231123. ©ATLUS ©SEGA
自信の権力を誇示するために国をあげた"結婚式"をする為、人を人だと思わない非人道的な行いをしていたキングダムの主「マリエ」。
暴君を打ち倒した怪盗団は現実世界へ戻る為、此方に来た時と似た扉の先に見た景色は──。
いたるところにある"愛"
ルブランで見た銃弾のプレートが掛けられた扉。
来た時に通った扉と似たような感じだし、これで元の世界に戻れるな! と、革命軍の人達と涙涙のお別れもつかの間……目の前に現れたのは木製の家屋が並ぶ風景。
編笠を被った町人。女性は結婚式でよく見る髪型燈籠鬢をしている。
現代じゃない。どうみても過去を模した異世界だ。
歴史に疎いわたしには江戸時代だな……って事しか分からなかったですがフォクス曰く、江戸後期・慶応を現代風にアレンジしたモノらしいです。
……現代風にあちらこちらに監視カメラが。
──牢獄かな?
さて、至る所に「目」のある江戸風のキングダム。
ルブランも外装は周りに合わせて改装されてました。
中身が現代のままなのはコストの問題かな。
ストーリーの進行具合でキャラクターの動きが変わるので、キングダムごとに内装も変えていたらかなりお金がかかりそうですもんねえ。
今回のルブランの店主は町娘の「ユキ」さん。
前回のエルのように皆を束ね表立って戦っている訳じゃないようですが、身寄りを無くした人、「愛の奉公」から逃げ出した人、将軍の悪行に苦しめられた人々をルブランで匿っているそうです。
ユキさんの口からここヨシキキングダムで行われている惨状が語られました。
ここ江戸風のキングダムの主、ヨシキ将軍。
表向きには「愛」を持って国を統治する慈愛溢れた御人……という風体ですが実際はわがまま放題の独裁者。
少しでもヨシキに逆らう素振りを見せれば奴の『目』によって捕えはれてしまう……。
『目』というのは町中に置かれた監視カメラのこと。
『民を守る』などという大義名分を掲げていますが、実際は単なる監視。
ヨシキ様のお気に召さなきゃ、問答無用でお縄頂戴ってわけです。
『愛の奉公』というものがある。
表向きには、お国の為にヨシキ様の元へ奉公へ行くというもの。
実際は連行されたら最後、愛とは名ばかりの非道な強制労働所。二度と家族と会うことは出来ない。
ユキさんもまたそこに捕まっていた一人で、捕まっていた数人と一緒に逃げ出して来たそうです。
いい意味でも、悪い意味でも、人々から一定の支持を受けているヨシキ。
偽りの愛に惑わされ、聞く耳を持たない人がほとんど。どんなに言葉を並べたところで、目の前で見せない限り……だからユキさんたちは、この状況を甘んじて受け入れ耐える事しか出来なかった。
"愛"の革命
愛。愛。愛。お猿さんだよー! と五月蝿いヨシキと、彼の手先で町一帯の治安維持を務める部隊『愛染隊』と戦うことを決意。
まずは町中に配置されている『目』を潰す。
街全体を監視するならどこか一箇所だとは考え難い。ふつうだったら町のあちこちに管理する拠点を置くはず、監視システムのネットワークを潰すついでに近くにある愛染隊の拠点も潰し捕虜も解放する。
途中、協力者の呉服屋に立ち寄り、
怪盗服だと目立つからと江戸の町並に合う衣装に着替えることにした。
杏ちゃんは衣装が足りないとかで、武士に。
元が凛々しいから違和感ないですね。統士郎のコソ泥も…。
作戦はこう。
ジョーカーたち戦闘部隊が芸妓とその警護する愛染隊に成りすまして、ヨシキの城に忍び込む。
そしてなんかいい感じに酔わせて色々情報を聞き出す。
フタバたち非戦闘班は裏から回って、捕まった人たちの救出と、カメラの機能を停止させる。
──弾け飛んでしまい、結局は乱闘騒ぎとなる。
今作はメインストーリーでもフルボイスじゃないので、少し物足りないと感じる部分もありますがこうして一枚絵の供給が多いので、わたしは特に気にならなかったですね。
父の"愛"からの脱却
カメラ機能をちょちょいのちょいと操作してヨシキの闇を暴露。
『愛の奉公』なんてとんだ嘘っぱちだということを町の一番のスクリーンで公開しました。
しかし町の人たちからの受けはイマイチ。
やはり骨の髄まで毒されていたようですね。ヨシキの支配は劣悪そのものですがとりあえずは"生きている"。大きな害があっても、小さな幸せがあればいいんだってね。完全に洗脳ですよね、これ。
そんな民に一言ガツンと。
さすが政治家。
少し前まで弱腰で逃げてばかりだったモヤシだとは思えない演説でした。
無理して戦わなくていい、ただ自分に嘘をつくのだけは止めなってね。
自分は幼い頃から、権力に魅入られた化け物に英才教育されて逆らう牙すら折られたってのに、怪盗団とエルたちと冒険するうちに少しずつ勇気の炎が。
政治家あるある。
のらりくらりが上手い現実のヨシキも不正三昧で、のらりくらりやっていたそう。
統士郎はそんな父親を憂い不正の証拠を集める所まではやったけど、それを公表する勇気が無かった。
秘密裏にやっていたからヨシキ本人にはバレていないはずですがいつバレるかも知れないという不安。
それが具現化されたのがあの仏像のヨシキ。
今作ボリュームそんな無いのかも?
二つ目のキングダムで、ここが統士郎の心の世界(認知世界)を現したものだと判明しました。
自身の罪を思い出し受け入れた統士郎は怪盗団と、取り引きします。
現代のヨシキの罪を告発するかわりに、仏像のヨシキを倒して欲しい。
革命の時だ──!
3体以上合体の解放
新たなペルソナ合体が解放されました。
特定のペルソナで、作る特殊合体。
今作はクエストのクリア数で合体できるペルソナが増えていく系なので最初は全然強いのがいない。
そして推しの「アリス」がいない…しょぼん。
あと。指定された属性のペルソナで、武器を作れるようになったようです。
ただピンポイントに持ってないので、結局お金が溶ける溶ける…。
思い出せ、母の"愛"を
ついにヨシキの城へ乗り込む。
作戦はマリエの時と同じ。怪盗団に変装した町人たちが暴れているうちに、裏からジョーカー忍び込み悪の根源ヨシキを倒す。
途中、『愛の奉公』の現場に遭遇。
江戸風なのにやたらハイテクだと思っていたら、電力はまさかの人力。
人が回す歯車によって生み出されたものでした。
そこに捕らわれていた町人から思わない一言。
「奥方様!」
ユキさんはヨシキの奥さんだったんです。
奥さんということは統士郎のお母さんってことでもあるわけで……。
現実のユキさんは、病弱で病院で寝たきり生活でした。
父親からの厳しすぎるしつけに、うんざりしていた統士郎は逃げ場としていつも母の元に通っていたそうです。
そして同時に、病院から出られない母の事を案じてました。
だからあの日、「勇気」を出してこっそり母を遊園地に連れだした。でも不運が重なりお母さんは帰らぬ人に。
統士郎はそれが自分のせいだと、トラウマになってしまったようですね。
フタバの時と同じように。
"愛"ゆえにヨシキをぶち倒す
さて。いろいろあってボス戦です。
なんとなくお察しがついてると思いますが今作ボリュームそんなないです。
あと案の定、ボス戦はイベント戦なのでつまらないです。まだ初見だったマリエ戦の方が面白かったあります。
どちらにせよ、倒すのに一時間はかかりましたが。
町中至るところにある「目」。
城の中も同じで、触れると警報がなり敵が増えてしまいます。
今作カメラがものすごく見ずらいので、何の気なしに突っ込んでピピーッ! と、鳴りやすいので要注意。
監視カメラを交わしつつ、ヨシキのいる場所へ行き銃でジュドーン。
これを2.3回繰り返したら終わりです。
主人公サイドで見てるから悪即斬! で、スカッと楽しいですけど、実際住んでる一般人からしたらたまったもんじゃないですよね。
ヨシキはソコをついてきます。
革命なんて所詮は自分よがりのおままごとだ。統士郎の革命はあの日と同じ、失敗したんだと。
でもね?
このままヨシキに媚びへつらって支配され続けるのも違うと思うんですよ!
この世界のユキさんは統士郎が創り出した思い出のお母さんですが、最期の瞬間まで「勇気」を出したことを後悔しないで、と言っていました。
町なんて壊れたら直せばいいんですよ!
怪我なんてツバ付けときゃ治る!
支配されることを"あたりまえ"だと思う、そんな世の中を変えたい。
それが──想いだ。
皆で、立ち上がろう
──革命の時だ
(※最後のキングダムは、制限が解除された来年以降に公開します。)