「Burly Men at Sea: 三人の海の男」ゲーム感想まとめ ~寝物語のような作品~
以前からライブラリに入ったままになっていたので、NieR Replicantの合間や少しだけゲームをしたいときに少しづつプレイして、先日トロコンまでしたのでその感想をまとめてみました。
気になっている方の参考になれば嬉しいです!
◆概要
冒険に憧れる三人兄弟たちが船に乗り込み、大海原に漕ぎ出す。
そこに待ち受けているのは、巨大なクジラ、そしてニンフなどの伝説上の生き物たち。様々な選択の果てに彼らが手に入れるお宝とは……
◆全体感想
3人の兄弟たちの軽快で少しずれたような会話がクスッとさせてくれたりして面白かったです。何気ない言葉のキャッチボールが非常にうまいし、軽快だなと感心しました。そういう意味では翻訳の質が非常に良いゲームです。この手のゲームにしては割と珍しい……。
(割とインディーズ系のゲームの日本語は怪しい部分が多いので……
シナリオの全体感想としては民話や昔話のような感じのショートショートがいくつかまとまった構成で、1つ1つが本当に軽い。テンポの良いBGMを耳にノベルを流し読んでいるような感じで、のんびりまったりするにはぴったりです。
ただ操作面に関してはその場で何をしたらよいのか、まったく指示がない場面がちらほらとあるのでそのあたりは少し不親切な設計。全体の雰囲気を損なわないため、メタ的な表現を控えようとしてのことだと思いますがこの点は少しマイナス点かも。
プラス面としては物語の見せ方。
シンプルなショートストーリーをシンプルな線のデザインで綺麗にまた斬新に演出している点は見ていて面白かったです。太陽を現すくるくる回る線が、大渦に飲み込まれている3人の場面に切り替わったりする点なんかは、場面転換のさせ方として上手いし、面白いなぁと感じました。
◆まとめ
プレイ時間は全体で2時間程度。
これでも途中操作が分からない部分などで詰まったりしてこの時間なので、早い人はもっと早く終わるかも。
全体的にのんびりまったりとしていて、何も考えずにぼんやりと楽しむにはぴったりなゲームだと思います。そういう意味では最近の私には非常にマッチしたゲームでした。あとはトロフィーブーストしたい人とかもおすすめですね。
ただカタルシスのような達成感や、胸に残るものを求めて遊ぶものではないのでそのあたりは要注意かもです。
なので、おすすめ度としては60点!
雰囲気などが気になる方、あとは上でも書いたように少しのんびりゲームをしたいといった方はプレイされてもよいかもしれません。
以上、「Burly Men at Sea: 三人の海の男」の感想でした!