#19 させていただくな、いたせ。

敬語ってむずかしいですよねー。丁寧な言葉遣いにしたつもりが、逆に失礼だったり、まどろっこしくて何言ってるのかさっぱり伝わらなかったり。今回は、そんなお話です。

このあたりも、営業さんのやり方を見ると参考になるものが多いと思います。本編では入れていませんが、私はチャットやメールで「お疲れ様です」と書くときは、必ず全てひらがなで「おつかれさまです」と表記します。
”様”はどっちでもいいんですけど、むかーしの上司に「”疲れる”っていう字を見ると疲れる」と言われたのがきっかけです。
あとは、「ご苦労様です」もほとんど使わないですねー。業者さんとかには使ってもいいんですけど(こっちがお客だから立場が上なので)、「ありがとうございます」か「おつかれさまです」で成り立つので、お代官様言葉は、相手が誰であっても基本的に使わないようにしています。

この他に普段気を付けているのは、「現在形」と「過去形」の使い分けです。エピソードトーク以外では、過去形はあまり使わないようにしていて、たとえば「ありがとうございました」は、私は使いません。これは、学生時代のアルバイトで社員に習ったことで「ありがとうございましたにしたら、お客様との関係が終わってしまったことになる。また来てもらいたいから、ありがとうございます、と現在形にする」のだそうです。
そういうものなのかどうかは知りませんし、まぁ、こちらの自己満足のような気もしますが、そういう細かいところも態度に出るんだろうなと、そのまま今でも変えずにいます。

web記事用の書き方では、ひらがなの割合に気を使います。よく参考にしているのは、RPGゲームのセリフです。
RPGって文字量が多いじゃないですか。そして、対象年齢以上の人間ならば、すらすらと読めるように配慮されています。例えば、15歳以上向けならば、15歳でもストレスなく読めるように。だいたい、ひらがなの割合が多めであることが多いです。
この辺は、クライアントによって多少変えることがあります。法律系の記事も書いたりするのですが、そういう時は、初見では読みづらいような字も入れたりします。

細かいところではあるんですけど、そういうところまで気にして書いていくと、相手が読んで気持ちのいい文章が書けるようになっていくので、社会人として身に着けておいて損はないと思います。

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