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中国は国慶節休暇中~夏休みの苦い経験~

10月1日、中国は73回目の建国記念日(国慶節)を迎えました。
中国の暦では7日間の大型連休となっています。
 
北京の新型コロナの感染状況はわりと落ち着いているとはいえ、
我が家は休暇中を通して、おとなしく北京市内で過ごすつもりです。
 
…というのも、夏休みに海南島・三亜へ行き、
行った先で感染者が出て、帰りの飛行機が飛ばず、
海南島に足止めされた苦い経験があるのです。
 
しばらく感染者ゼロが続いていた海南島、
夫と子供たちは一足先に三亜に到着して遊んでいました。
私は8月1日に三亜に到着したのですが、
この日、感染者が1人出現。
翌日から三亜では全市民のPCR検査が始まり、
私たち家族も旅行中でありながら、毎日PCR検査場に通うはめに。
楽しいはずの旅行に影が差し始めました。
 
PCR検査はホテルの近くで割とすぐ済むので
そう大きな問題はなかったのですが、
問題は1人だった感染者があっという間に数人になり、数十人に。
私たちはそれほど焦っていませんでしたが、
北京に戻る8月4日の飛行機が、
前日夜中になって突然飛ばないという通知が届きました。
キャンセル理由もわかりません。
 
ここで気づくべきでしたが、
のんびりプールで泳いだりして頭がボケていた私たち、
台湾の軍事演習の影響かな、なんて言って
そのまま翌日の飛行機に振り替えたのでした。
私たちがそう焦らなかったもう一つの理由が、
私たちのチケットは追加料金なしで翌日に振替可能で、
しかも翌日の飛行機はすべて予約可能な状態だったこと。
もし何かあれば一気に全航空会社の全便がキャンセルになるはず、
翌日も翌々日の飛行機も普通に飛ぶ状態なら
特に問題ないのだろうと楽観的に考えたのです。
私たちはバカでした。
 
そして翌5日。
そろそろ空港へ向かおうというギリギリの時間に
再び携帯のショートメッセージが鳴り、
搭乗予定の飛行機のキャンセル通知が。
ここへきて、さすがの私たちも事態の深刻さに気が付きました。
 
一刻も早くここを脱出しないといけないと感じた私たち、
翌日も三亜から北京に戻る飛行機はあることになってはいましたが、
これを信じず、その日のうちに飛ぶことを重視し、
海口という街から北京へ戻る便を予約。
すぐにレンタカーを借りて走ること3時間、
その日の夕方に海口にたどり着きました。
 
つづく。

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