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We are the same at heart



自己紹介


こんにちは、あさりんです!海外5カ国(韓国、マレーシア、中国、カンボジア、ベトナム)と東京、名古屋、神戸、岡崎で働いて来ました。今は名古屋市で外国人雇用特化型社労士として企業様の労務管理や、外国人従業員向けセミナーの講師をしています。

日本語教師、外国人実習生の監理、観光系の仕事など、今まで出会い関わった外国人の方の数は数千人を超え、技能実習生、特定技能生だけでも1,000人を超えます。

ちなみに英語、韓国語の通訳・翻訳経験があり、中国語が少し、話せます。今はインドネシア語とベトナム語に挑戦中。

このブログでは私がこれまでに経験したことを基に、海外文化、異文化コミュニケーションをキーワードにさまざまなことをご紹介していきます。

コロナ禍が開けて、街を歩くたびに外国の方の姿を目にするようになって来ました。お客さんとして、町内の隣人として、はたまたあなたの会社にもいるかもしれません。「外国人どんどん増えてるけど、何考えているのかわかんね~」と思っている方も多いはず。そんなあなたに外国人を理解する上で役立つ心構えについて、ちょっとしたコツをお教えします!

中国でのお話し

白飯とヨーグルトとシナモンシュガー

今から10年ほど前ですが、中国の大学で日本語教師をしていました。中国の大学では全学生が英語必須だったため、英語圏から英語の先生たちも数多く在籍していて何人かの先生たちとは一緒にご飯を食べたり、休暇中に旅行したり楽しく過ごしていました。また教えていた大学が稲作や茶葉の研究で有名な農業大学だったため、各国から研究者や留学生たちが入れ替わり立ち代わりやって来て、折に触れて交流していました。


そんなある日、アメリカ人の先生(女性)が白飯に茶色に粉をかけて食べていました。ふりかけとは違うようで、ご飯にかける物体としては初めて見るものだったので彼女にそれは何かたずねてみると「シナモンシュガー」という答えが❕!!聞き間違いかと思い、繰り返し聞いてみましたがやはり「シナモンシュガー」と。白飯にシナモンシュガーが彼女にとってはこの上ない至福の一品だとか。

で、エジプト人の友人はというと、白飯にプレーンヨーグルトをかけて「おいしい、おいしい」と口に運んでいました。日本人の私は白飯と言えば「生卵に醤油」が鉄板ですが、海外の卵は生で食べれないということもありますが、生卵を受け入れてくれた友人は一人もいなかったです(涙)

美味しいと思う気持ちは同じでも、美味しいと思う物はずい分違うんだな~というお話でした。

インドネシア人の女の子の場合

アボカド

今、日本語を教えているインドネシア人の女の子はアボカドが大好き。アボカドと言えば、マグロとごま油などで和えたアボカドサラダが定番と思いきや、インドネシアでは砂糖をかけるんだとか!!!そういえばベトナムではスイカに砂糖をまぶして食べると聞いたことがあったような。2人でしばらく、アボカドには砂糖が合うか、マグロが合うか言い争いましたが平行線のまま論争は終了。

何かを思う気持ちは同じでも、思うもの、方法が違うことは他の面でも現れます。例えば家族のお葬式です。

たとえば社内で、、、

例えばベトナム人従業員が「国にいる父親が亡くなったので慶弔休暇を取りたい」と申し出たとします。その会社の社長は「ベトナムへ一時帰国となると、少し余裕を見てあげて1週間くらいかな」と考えるかもしれません。しかし当のベトナム人従業員は「本当は2カ月休みたいけど、会社にも迷惑がかかるから1カ月くらい」と考えているかもしれません。

両者とも親を弔いたい気持ちは同じ、会社という組織に配慮する気持ち、相手を思いやる気持ちも同じですが、いかんせん出発点が違いすぎて、大きな差が出てしまう場合があります。

この場合、1週間の休暇しか許可しなかった社長は、ベトナム人から見たら「非情な社長」に思われるかもしれません。1カ月の休暇を申し出たベトナム人従業員を社長から見たら「親の葬式を利用して怠けようとしている」と映るかもしれません。

このように異文化交流では自分にとっては「最良」のものが、相手にとっては「最悪」だったり、はたまた相手の感情を逆なでしてしまう場合が起こりうるます。

異文化時代のコミュニケーション術

今の時代、どこの国や地域から、どんな環境で育った人と、いつどのように出会うのかわかりません。前もって「エジプト人は白飯にヨーグルト」という知識で武装するわけにもいきません。

ではどうすればいいのか。まずは相手の意見、行動、気持ちを尊重すること。自分から見たら完全にぶっ飛んでいるようなことでも否定せずに、とりあえず理由を聞いてみること。そしてそこからお互いの妥協点を見つけること。

こう書くとなかなか骨の折れる作業かもしれませんね。外国人に囲まれて生活している私は、この違いを最早エンターテインメントとして楽しんでます。「そんな食べ方があったんだー そんな考え方があったんだー」とびっくりしつつ、次にはどんなビックリに出会うのかワクワクする日常を送っています。

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あさりん@トリリンガル社労士
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