適職について
仕事に関しては、人は2タイプいます。
・仕事そのものが好きな人。
・仕事によって生まれるものが好きな人。
仕事がしたくない人は今回は除きます。
そこまで含めると、かなり細かくなる為。
仕事そのものが好きな人は、
『この商品をやりたい』『この仕事でなくてはダメだ』と言います。
それ以外の人は、『実は仕事内容は何でも良い』『年収や仕事時間を重視』『その仕事を通して誰に影響を与えるかが大事』などと言います。
多いのは後者です。
今天職だ、と言っている人も元を辿ると、別に仕事内容は何でもよかった、という人が多いです。
私も、別にこの仕事でない仕事を選んだとしても、ある程度食べていけたと思います。
そして、そういう人にとって、『やりたい職業という質問』や『自己分析』は、かなり苦痛です。
仕事内容は何でもいい!と言い切れれば良いのですが、一部のプロ達が、『やりたい事を仕事にしよう』などと言うものですから、
『誰にでもやりたい仕事がある』と思い込む訳ですね。
私もそうでした。
しかし、色々な人のキャリアの話を伺っていると、それは多くの人にとって幻想、当てにならない言葉と知ります。
例えば、イチローが野球選手でなく、経営者になっていたとしても、もしかしたら上手くいって、本人も満足していたかもしれません。
そんな気がしませんか?
多くの人にとって、仕事内容なんてどうだっていいんです。
大切なのは、その仕事を通して得られるもの。
それが自身のニーズに合っているか、それが大事です。
例えば『休みは好きな趣味にお金をかける』という志向性なら、休みがとれ、かけるだけのお金を貰えるところ。
プラスで自分が悩みが少なくできる仕事であれば良いのです。
それを探すのは、いくらか簡単になります。
でも、『自分にピッタリ合う理想の仕事』という探し方をすると、深い迷宮に入ります。
多くの人にとって、そもそもピッタリも何も、そういう方向づけられた仕事というのは存在しないのですから。