今日の絵本06:『よるくま』酒井駒子
かわいいくまの子がやってきた
ある夜、ぼくのおうちにとってもかわいいくまの子がやってきたんだ。名前は「よるくま」。おかあさんがいないって泣くから、ぼくも一緒にさがしに出かけたんだけど、なかなか見つからない。「おかあさんは? おかあさんは?」って泣くよるくまの涙で、あたりが真っ暗になったその時、ながれぼしが飛んできて──。
* * *
なんといっても、よるくまがかわいい。開けたドアにちょこんと立っている姿にまず胸がキュン。おかあさんをやっと見つけた時の涙でクシャクシャになった顔、おかあさんに会えて安心しきったように眠る顔、どれも親としてはたまらない表情です。
子どもが2歳の時に購入。主人公の男の子が「だいてみたらかわいかった」とよるくまを抱きしめるシーンでわたしも彼をギュッと抱くと、とってもうれしそうな顔をします。そして男の子とよるくまがうれしそうにベッドに入り、眠る姿を見て、彼も幸せそうに「おやすみなさい」。買ってしばらくは毎晩寝る前に「よるくま、よんで」と枕元に持ってくるほどの気に入りよう。いまもわが家の寝かしつけの定番です。
よるくまが登場するもう1冊の絵本『よるくまクリスマスのまえのよる』もあります。
※「今日の絵本」は、家で過ごす時間のために、ずいぶん昔に書いていた絵本ブログから、おすすめ絵本のレビューをランダムに紹介する記事です。リアルタイムに執筆した文章ではありません。ほんのちょっとでも、なにかのお役に立てれば幸いです。
▼オススメ度(読み聞かせ当時の記録です)
母-------> ★★★
2歳児--> ★★★
▼『よるくま』
▽酒井 駒子:著/トムズボックス:編集/偕成社 (1999/11)
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