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アランニット制作日記2019-20

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ヴィンテージ素材に箔と染めを施すことで、古着を新しく生まれ変わらせる「NEW VINTAGE(ニュー ヴィンテージ)」。 白い無垢なアランニットがどのように変化していくか、ライタ…
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10年前のことと、今のこと/アランニット制作日記 3月前編 その2

 和平さんと出会った頃、ゆきさんは古着や小物に箔を施す「NEW VINTAGE」というシリーズを始めたばかりだった。一方の和平さんも、写真を撮り始めたばかりだったという。 藤澤 最初に会ったときから、私の中では「服が好きな、写真を撮ってる、かずへりんくん」みたいなイメージだったかも。 木村 じゃあもうカメラは触ってたのかな。 藤澤 カメラはね、提げてた気がする。その姿がすごく記憶にある。おしゃれで、カメラを持ってて、背が高い。 木村 写真の入りは、作品制作とかじゃなく

写真家・木村和平さんとの出会い/アランニット制作日記 3月前編 その1

 昨年7月から始まった「アランニット制作日記」は、今月で最終回を迎える。その締めくくりに、「記憶の中のセーター」を実際に着てきた人に話を聞かせてもらうことにする。ひとりめは、写真家の木村和平さん。春の日、吉祥寺で待ち合わせて、話を伺った。  2019-2020の「記憶の中のセーター」のビジュアル撮影をしてくれた木村和平さんは、ゆきさんと古い付き合いだ。ゆきさんは和平さんのことを「かずへりん」と呼ぶ。和平さんが最初にゆきさんの作品に触れたのは、2012年にデザインフェスタギャ