店で映画のサントラばかり聴いている。移動のときはハードロックとかヘヴィメタも聴く。店だとさすがにうるさいし(自覚はある)、曲の中で急にシャウトしたりするのがびっくりされるかもしれない、と思って店で流すのはあまりリズムのないものが多い。打ち込みだとギリギリいけて、生っぽい音だとちょっと、みたいな変な線引きがある。
毎日映画を観ているからか、店のBGMも映画のサントラばかりになった。流浪の月とか、ラーゲリより愛を込めてとか、君の膵臓をたべたいとか、やがて海へ届くとか。
洋画だとhereも良かったし、ノマドランドや、ハウスオブグッチも最高だった。ノマドランドにはナットキングコールが入っていたり、ハウスオブグッチにはDAVID BOWIE やトレイシーチャップマンも入っていた。
映画のサントラを聴いて映画を思い出すのが好きおじさんになった。
それでだんだんと聴いているうちに、「このサントラとこのサントラは似ている」というのに気づくようになってきて、例えば君の膵臓をたべたいと、いま会いに行きますと、ぼくは明日昨日のきみとデートする、が似ていて、気になりすぎて調べたら松谷卓さんという人が作曲していて、全部同じ人だった。曲の中でも必ずドラマティックに盛り上がるパートがあって、そこのわずかなくせ?というか揺らぎ?みたいなところが共通していた。
調べたら「劇的ビフォーアフター」の曲もやっているすごい人だった。
あとはteam nacksの舞台公演のサントラも素晴らしすぎてずっと聴いていて各曲のタイトルも覚えた。映像を観てサントラ聴いてまた観たくなって映像を観て、の繰り返しで、永久機関だと思った。人はこうやって同じ映像ばかり繰り返して観るようになるのだ。
フラッシュダンスは良すぎてレコードも買って、最後のシーン(アイリーンキャラのwhat a feelingが流れる名シーン)だけは無理やり妻にも見せた。
そういえば、ファイナルファンタジーのサントラとかドラえもんの主題歌集とかも、昔から聴いていた。やることが大人になっても変わらない。
人は変わると思っているかもしれませんが、人は変わりませんよ。
この間食べたワッフルです。