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3DプリンタでCDのブックレットが飾れる行燈を作ってみた
かつては100万枚売れたというCDも、今やすっかりコアなファンのコレクターズアイテムとなってしまいましたね。サブスクリプションは便利ですもの。時代は変わるものです。
ですが、私は推しの新譜は未だにCDを購入しております。アートワークを見るのも好きですので!
なので、前回作成した行燈を基に、いっそコレクションとして手軽に飾れるようにしてみました。
その備忘録です。
①構想を練る
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まず手書きで雑な設計図を書きます。書き直してこれなので、元は推して知るべしというやつです。
CDのブックレット(120mm×120mm)が入る上に、私が所持している3Dプリンタの最大印刷可能サイズ(140mm×140mm)以内に収まるようにします。
脚を付けるとギリギリでした。でもデザイン的に脚付きの方が好きなんですよね。仕方ない。
今回は蓋と底に出っ張りをつけて、ブックレットが倒れないようにしました。側面との余裕幅は6mmあるので、ブックレットがそこそこ分厚くても大丈夫ではないかな、と思います。
好きだから飾るのに、それで皺がよるのも嫌ですしね。ゆるめにしています。
②3DCADでデータを作る
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データをサクッと作ります。
Autodesk Fusion360 を使用しています。
③3Dプリンタで出力する
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QIDI X-One2 を使用しています。今回も木質フィラメントで出力しました。
レイヤー0.2mm、印刷温度190℃に変更した以外は初期設定のままです。
側面の上側のガイドがちょっとはみ出していましたね。無事に出力できてよかったです。
④組み立ててCDのブックレットを入れる
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今回は組み立てる時にカッターで削って調整しました。やすりより白くなりにくいのと、私は刃物の方が扱いやすいので、カッターの方が好きだと感じました。
ちなみにThingiverseにはちゃんと余裕幅をとったものを投稿しています。
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組み立てる時に力を入れすぎて折れました。ぺキッと。もう少し簡単に組み立てられるようにしたいところです。次の課題ですね。
組み立てられたら、お気に入りのブックレットを入れていきましょう。
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この大変格好良いブックレットは、我が最愛の推しである欧州はドイツのメタルバンド「Powerwolf」のものです。
右側が2021年7月にリリースしました最新アルバム「Call Of The Wild」のものです。Zsofia Dankovaさんが描いたアートワークはとても力強くて素敵ですね。
左側のMatthew Greywolf氏が描いた「Blessed & Possessed」のアートワークも好きですけれども!メインで作詞作曲してる本人が描いただけあって、バンドの世界観とも素晴らしく合っているんですよ。この滲み出る胡散臭さとか黴臭い感じとか!本当に堪らないですね。
この機会にちょっと曲を聴いていただけると嬉しいです。
かっこいいですねぇ
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上からも見れるので、最大4つ飾れます。左がHelloweenで右がMemories Of Oldです。
ブックレットは開いて2面使って飾るも良し、1面ずつ飾るも良し、な感じです。
行燈らしく中にLEDライトを入れてもいいのかもしれません。特に意味はないのですが!
おわりに
ライブに行けない今だからこそ、推しを身近に感じたい!!!!
(落ち着いたら)Powerwolfはそろそろいい加減に来日しろください、な気持ちでいっぱいです。ライブがとても楽しそうなバンドなので。欲を言えばSabatonと一緒に来てくれないかな。FEUERSCHWANZとでも良いな。
ブックレットを飾れるようにしましたが、120mm×120mmの大きさなら何でもいいので、お好きな写真とかお絵描きしたものとかを入れてもいいですね。
木質フィラメントで出力しましたが、マットな感じのブラックでも良さそうです。ブックレットの鑑賞の邪魔にならなさそう。メタルだと特に。
懐に余裕ができたら、マット系のブラックのフィラメントを購入しましょうかね。
そろそろ安定した職に就きたいところですけれども、社会不適合者なのが見抜かれているのかなかなか…まぁそのうち何とかなるやろ、の精神でいきます。今、何とかなって生きておりますので。
Thingiverseでデータを公開しています。