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暗い部屋
私の朝は、早い。
4時半から5時ぐらいまでには起きます。
そして、私の朝は、暗い。
自然な光の方が好きなので、明るい時間帯に家の電気はあまりつけたくないんです。
日が短い時期や天気が悪い日は、とにかく暗くジットリと過ごします。
少し前までは、そんな暗さの度合いによって気分が左右されていました。
いつからだったか、暗さに身を置いてジッと感じていたら、日が昇る前の暗さなどがとても貴重に思えてきて、その状態がじんわり好きになってきました。
さらに我が家は天井、壁、床、ドアと・・・窓以外のほとんどが茶色い。
前の部屋は、真逆ですべてが白かったんです。
なんでここに住まなきゃいけないのかって引越し直後は気分が落ち込み、こんな気分になる引越しは初めて・・・
自分でもよく分からないのですが、なぜそんな部屋にしたのか答えを探った時に、自分自身の奥深くに向き合わないといけないという答えしか、当てはまりませんでした。
理由は後付け。
今はようやく、これがイイとかイヤとか自分の都合だけであって、受け取るしかないんだなって思えるようになりました。
そして、外側の情報が少ない暗い中で自分の内側をガンガン突きつけられると。自分の人生ホント自分のせいだな、ってよーく分かります。
でも暗い部屋って、なんだか落ち着くんですよね。
見つけて欲しくてたまらなかった自分の何かが、ようやく振り向いてもらえて安心するんですかね。
内側の汚れを洗い流して風通しが良くなったら、また明るい部屋へ移動するんだろうな、って思ったりします。