Yuki
自閉症スペクトラムの息子が就学するまでのあれこれを書いています。
無事30日間投稿を続けることができたので、改めて自己紹介をしようと思います。 Yukiです。 生まれも育ちも、今住んでいるところも関西です。 いっとき東京にも住んでいました。 東京はたくさんの魅力に溢れていましたが、私にはやっぱり関西が合っているようです。 家族のこと 夫と息子と3人で暮らしています。 息子は自閉症スペクトラムの診断を受けていて、4月から特別支援学校に通う予定です。 言葉のコミュニケーションは苦手ですが、ブロックを組み立てたり、マイナーな国旗を覚えたり、
noteを書き始めた今年の初め頃、自分の中では美容ブームが到来していて、いかに加齢に抗うかをほぼ毎日考えていた。 何かの拍子にうっかり有名美容家のSNSを見てしまったのが良くなかった。 (現実を早めに直視できたという意味では良かったのかもしれないが) 今まで見て見ぬふりをしていた肌のくすみや身体の弛み、その他諸々の加齢サインが急に気になり出したのだ。 「ボーナスも出たし、1年がんばったし」と言い訳をしてデパコスのカウンターに駆け込んだり、良さそうと思ったサプリをネットでポ
言葉のコミュニケーションが苦手な息子との生活の中で、特に困ってしまうのが体調不良の時だ。 熱があって鼻水が出て…という明らかな風邪の症状ならまだわかりやすいのだけど、 ひたすら苦しそうに泣いているような時は何が原因なのかなかなかわからない。 つい先日の夜も、一度寝ついた後に急に泣きながら起きてきたことがあった。 ゴホゴホと咳こみながら耳のあたりを何度も掻くような仕草をしている。 「耳が痛い?」と聞いても返事は無いし「お水飲もう」と言っても拒否してしまう。 結局泣き疲れて眠
冬に逆戻りしたような寒い日が続いた1週間だった。 卒園式から10日程が経ち、なんとなくこのまま今までの生活が続くんじゃないかと錯覚しそうになる。 でもカレンダーを見ると確実に4月は近づいていて、寒い中でも春の花がちらほら咲き始めている。 去年や一昨年は、春が来ることがただただ楽しみだったのに、今年はそこに寂しさと不安が混ざって複雑だ。 時間はいつも同じ早さで流れているはずなのに、名残り惜しい気持ちがある時ほど早く過ぎていく。 もっとゆっくりでもいいのになぁ。 別れの
保育園での生活も残すところあと1週間。 年長さんクラスは、徐々に登園する子も少なくなっていく。 今日、同じクラスのお友だちが息子に絵をプレゼントしてくれた。 バイキンマンとドキンちゃん。その間に立って手をつないでいる男の子。 日頃よくアンパンマンのキャラクターで遊んでいる息子をイメージして描いてくれたのだろう。 一昨日は、園庭のジャングルジムで遊んでいる時、また別のお友だちが息子にハグをしてくれたそうだ。 「てっぺんまで登れたね!やったね!」と言ってくれたのかもしれない。
電車の中、隣に座ったマダム二人の会話が聞こえてくる。 話が弾んでいるのでお友だち同士かと思っていたら、どうやら偶然同じタイミングで乗り合わせた全く初対面の二人のようだ。 「私ももう91(歳)でね。あなたはおいくつ?」 「私はまだ70代ですよ」 「あらー!若いわねー」 人生の大先輩お二人からしたら、アラフォーなんて子どもみたいなものなんだろう。 自分もずいぶん大人になった気でいたけど、まだまだ先は長いんだよなぁと思う。 それにしても、お二人のコミュニケーション力の高さ。
保育園の連絡ノートに3月の身体測定の記録が書かれていた。 息子は現在身長116cm、体重17kg。 身長は成長曲線のちょうど真ん中、体重は下ギリギリといったところ。 4月の記録と比べると、身長は7cm伸びたのに、体重は1kgしか増えていない。 縦に伸びるのにエネルギーを使っているということなのか。 放っておけばどんどん体重が増えていくアラフォーからするとうらやましい体質だ。 もともと少食で食わず嫌いということも影響していると思う。 保育園に入ったばかりの頃は、給食のごは
4月から支援学校で必要になるものを揃えている中で気がついた。 息子の靴へのこだわりが、いつの間にか無くなっている。 学校では、上履き・体育館シューズ・グラウンド用の運動靴の3種類の靴が必要になる。 保育園生活では室内では靴下(他の子どもたちは裸足だったが、息子は絶対に靴下を履いていた)、 屋外ではどこに行くにも黒のコンバースで過ごしていた。 なので、上履きも体育館シューズも最初は絶対に拒否するだろうと思っていたのだけど、なぜかすんなり受け入れてくれた。 その代わり、服に
支援学校に限らず、かもしれないが、入学にあたって書かないといけない書類はたくさんある。 先日学校からもらった分厚い封筒を広げて、改めて内容を確認する。 一番多いのがお金に関する書類。 特別支援を受ける場合、行政から「特別支援教育就学奨励費」という制度が適用されるそうだ。 学校で使う文具や運動靴、ランドセルなどもその対象になり、申請書とレシートを提出すると一定額までその費用が支給されるとのこと。 説明会で初めてこんな制度があることを知った。 何かと出費がかさむ時期ではある
息子の卒園式後のクラス懇談会。 同じクラスの保護者の皆さんと顔を合わせるのもこれで最後になる。 私はこれまで、積極的にママ友を作ってこなかった。 参観日や運動会や発表会。いろんな行事に一緒に参加する中で、仲良くなるきっかけはきっとたくさんあったのだけど、 いつも当たり障りのないその場限りの会話をするだけで終わっていた。 思い返すと、私は自分から壁を作っていたのだ。 障がいのない定型発達の子どもたちと息子との違いを、必要以上に感じたくなかったから。 心のどこかで「私の気持
今日は午前休をとって、放課後デイの契約手続きへ。 手続きが終わるとすぐさま家に戻ってランチミーティング。 その後もミーティングが続き、気づけば時刻は午後5時。6時前から保育園で最後のクラス懇談会が予定されている。 そろそろ仕事を終わろうと思っていたところに1本の電話。急いでいる時に限って話がなかなか終わらない。 慌てて保育園に向かい、15分ほど遅れて懇親会に合流。 つい先日の卒園式の空気感が残る中、それぞれに園生活を振り返ってまた涙。 まだまだ話し足りないと思うけれど、こ
昨年の秋に注文していたランドセルが届いた。 息子はピカピカの真っさらなランドセルに興味津々。 中にいろいろ入れられることに気づき、まず持ってきたのはお気に入りのトミカ。 「トミカは学校に持って行かないよ」 「本やえんぴつを入れるんだよ」 と言うと、今度は絵本を入れ始めた。 えんぴつも持ってきたのを見て、ペンケースも用意しないと、と思う。 絵本を5冊ほど入れたランドセルを背負い、一緒に出しておいた上履きを履き、1年生気分を楽しむ息子。 やっぱり重かったようですぐにおろして
今日は保育園最後の遠足で、電車に乗って少し遠くの大きな公園まで出かけた息子。 公園の中には動物園があって、ウサギやモルモットのような小さな動物と触れ合えるエリアも設けられている。 息子は、そのエリアにいたニワトリに興味を持ったようで 「コケコッコー!」と鳴くと「もういっかい!」とリクエスト。 また鳴くと嬉しそうにはしゃいで、何度もリクエストをしていたそうだ。 ニワトリに言葉が通じると思っているのか、それとも通じないとわかっていて遊んでいるのか、実際のところはわからない。
6年前の春、私たち家族は大分市に住んでいた。 夫が東京から大分に転勤が決まり、私はちょうど育休中で、 4月から息子が入園するはずだった保育園の内定をリリースし、急遽育休の期間を延長してもらって転勤先についていった。 大分は旅行でも行ったことがなく、どんな街なのかまったくわからなかったけれど 引越し先の住まいの近くには、駅もスーパーも市の子育てセンターもあって、生活するには何の不自由もなかった。 思いがけず嬉しかったのは、温泉施設も近くにあったこと。 ビルの高層階にある施
私たち夫婦は、対照的なところがある。 夫は理系で、私は文系。 夫は営業の仕事で、私はバックオフィスの仕事。 夫はB型で、私はA型。 家事においても得意なことが違っていて、 夫は作るのが得意。 私は片づけるのが得意。 中でも対照的なのが料理だ。 夫は凝った料理を一つ作り、 私は簡単な料理を品数多く作る。 夫は作りたい料理のために材料を揃え、 私は今ある材料から作る料理を考える。 そもそも夫のほうが作ることが好きなタイプなので、我が家の場合、休日の食事は夫が作ることが
去年の夏から始めた、LEGOを使った習いごと。 ここ最近、スタート当初に比べて息子の熱量が下がってきている。 今までは、時間になると自分で教材を持ってきたり、授業中もほとんど席を外さずにいれたのだけど、 授業が始まっても別のことに注意が逸れてしまう様子が目立つようになった。 授業はオンライン形式で自宅で受けるスタイルなので、先生とのやりとりが画面上でできる範囲に限定されたり お気に入りのおもちゃや動画がすぐ手の届くところにあったりと、どうしても注意が逸れやすい環境になって