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入国から二ヶ月半、入院とトライアルと転職
こんにちは。
今日はお得情報や有益な情報などではなく私が二ヶ月半で体験した話を自分向けの備忘録として残そうと思います。
思い返せば半分は体調不良で床に伏していました。30代になり体力が落ちているのでしょうか…本当にしんどかった…
入国から三週間
学生ビザで8ヶ月の滞在経験+同じオーナーの家にお世話になるということでほぼほぼ全ての勝手がわかっている超アドバンテージを抱えて入国しました。
語学学校に通っていた時の友人もまだダブリンに残っているので彼女らと遊んだり、パブに行ったり、日本にいる時からSNSで繋がっていた方と会ってみたり、IRPカードも3週間目にはすでに手元にあったと思います。
CV配りではあまり結果を残せず焦りもありながら、まあどうにかなるだろうと楽観視していました。
風邪をこじらせ肺炎を発症
3週間も過ぎそろそろ仕事を見つけたいなあと思っているころ微熱が出ました。寝ていれば治るだろうと思っていたのですが、微熱2日ののち39度から40度の高熱となりそれが5日間続きました。
高熱の5日の間に保険会社へ連絡し2度医師の往診を受け、2度目の時にそのまま大学病院へ行くよう言われ肺炎の診断を受け2日間の入院となりました。
健康優良児でしたので、日本では骨折をしたことも入院をしたこともなく全てが初めての体験でした。
この件はまただらだら愚痴として残したいと思っているのでその時に。
もし万が一、夜間大学病院へ行くようなことがあれば検査に時間がかかり確実にその日のうちには帰宅できないので充電コード、下着、歯ブラシは最低でも持っていくと良いと思います。(余裕があれば着替え、タオル、タブレット、イヤフォンなども持っていくと良いです)
私は歯ブラシを持っておらず売店で涙を流し歯ブラシ€4、歯磨き粉€4で購入しました。
家主に来てもらうのも忍びなかったもので…本当は下着や着替えと共に持ってきてもらいたかったですが家主が異性ということもあり…2日の入院でよかった…長期になっていたら友人にペニーズで新品を買ってきてもらっていたと思います…
微熱の時から通算3週間以上は寝込んでいたと思います。やっと平熱で過ごせるようになってからも咳が止まりませんでした。ちなみに一ヶ月半以上たった今も咳は出ています…
大学病院での定期検査待ちですが、ドクター曰く肺炎発症後は数ヶ月咳が続くケースもあるということです。
また、英語力0での渡航を否定しませんが私のように入国間も無く入院する羽目にあう可能性もあるのであまりに英語ができないとキツイだろうなと感じました。時間の決まっているドクターの往診は保険会社経由で通訳さんがついてくれますが、入院中は基本的に気合でどうにかするしかないので…まぁこんな経験をすることは稀だと思いますが。
某カフェチェーン店での面接とトライアル
平熱で過ごせるようになった頃、一件のメッセージを受信しました。
シティセンターにある某カフェチェーン店のマネージャーからで明日面接に来れないかと打診でした。寝込む前に店員さんに渡していたCVを保管してくれていてポジションが空いたため連絡をしたとのことです。
毎日のようにCVの持ち込みがあるはずなのに3週間も前に渡したCVをなぜ取って置いてくれているのか、これは何かあるぞと思っていたところ案の定日本人に良いイメージを持ってくれているため気になってくれていたそうです。私はCVに国籍を記載していませんでしたが、たまに店員さんから「どこ出身?」と聞かれることがありメモ書きしてくれるケースがあったのでそれだったのか、名前から判断してくれたのか…なんにせよ有難い話です。
私ものちにアイルランドに来る日本人のために良い行いをしないといけないなと感じました。
面接はフルタイムで働けるか、カフェの経験はあるか、マルチタスクをこなせるかの確認と難しいお客さまが来店したときはどうするか、なぜそのカフェに応募したのかと質問された程度だったと思います。よくある長所短所は聞かれなかったです。
面接というよりは談笑に近い形で、うんうんとこちらの話を聞いてくれました。そのままトライアルをしてもらえるということで1時間半ほど先輩方にドリンクの作り方を教えてもらいました。
残念ながらその時は仕事をもらうことができませんでした。
ジャパレスでのアルバイト
カフェチェーンから仕事をもらうことができず意気消沈しながらCV配りを再開しました。シティから自宅への帰路カフェやレストランにCVを落としながら歩いていたところ、入国間も無く「今は募集していない」と断られたジャパレスの近くにたどり着いたのでダメもとで声をかけたところなんと受け取ってもらえ、翌日トライアル、そのままトレーニングへと進むことができました。7月頭ということで、今後8月9月と従業員が順番にホリデーを取るためフルタイムで働くことができる人を探していたそうです。
店内は大きくないのですが大きなオフィスが近くにあるため平日でも毎晩賑わっていました。持ち帰りの注文量も大変多いのでてんてこまいしている間に閉店時間を迎える日々でした…
私以外の従業員は中国とマレーシア出身ということで自分は英語を話す必要があり、でもメニューはなじみのあるものが多かったので割と働きやすかったです。
給与が現金支給と少しの怪しさはありましたが、賄いも美味しいし特段不満はなかったです。
ジャパレスからの転職
ジャパレスでの仕事も3週間ほど経ち仕事にも同僚にも慣れ始めた頃トライアルをしてくれたカフェマネージャーから「まだ仕事を探しているか」とメッセージがありました。
ジャパニーズレストランでフルタイムで働いていること、でもカフェの仕事に挑戦したい気持ちはあることを返信すると翌日面談の時間を取ってくれることになりました。
どうやら退職があり翌週の月曜日から働くことができる人を急ぎで探しており、トライアルまで進んだ私に声がかかったようです。
海外ではアルバイトは簡単にクビになるし、逆に退職も簡単だと話に聞いていましたがその日はもう水曜日だったので今週いっぱいで退職するなんて無責任なことをして良いものか本当に悩みました。
他にも、慣れてきたジャパレスを離れること、カフェに挑戦しクビになったらどうしよう、英語を聞き取れる気がしないなど本当に悩みました。
人生経験豊富な家主に相談したところ「あなたがやりたいことは何?」と聞かれ、やっぱりカフェに挑戦したいという気持ちが固まりました。家主はじめ友人、母、大先輩みんなが背中を押してくれたのでレストランのマネージャーへは誠心誠意謝罪と感謝を込めたメッセージを送りました。
(即レスでお怒りの返信がありましたが、経緯を説明したところ翌日会った時はカラッとしてました。怒られて当然のことをしているのはこちらなので謝るしかなかったです。こんな律儀なのは日本人くらいかもしれませんね笑)
と、振り返ってみると怒涛の二ヶ月半でした。
カフェの仕事のスタートは水曜日になったので、最後のジャパレスの勤務を日曜に終えて2日休息をとりながらメニューの予習をしようと思います。
ダブリンでの家探し、仕事探しは本当に大変だと思います。
私は英語力が低い(語学学校はB1+でした)ので大変だったのもあるかもしれませんが、高い人でも難航している気がします。
家探しも学生ビザで滞在中ホスティングパワーを使っても12件断られた経験があり絶望したことを覚えています(学生寮の期限がちょうどクリスマスホリデーの時期だったので運が悪かったです。結局学生寮を延長している間に今の家を見つけることができました。本当に運がよかったです。)
やることをやったらあとは運とタイミングだと思うので見つからない間は人と比べたり自分を責め過ぎないでほしいです。その気持ちを持てるくらい金銭的余裕を持ってきた方が良い国だと思います。
この二ヶ月半色々なことがあり本当にあっという間でした。今までの人生で一番いろんなことが起きたなと思います。
残り10ヶ月弱どんなことがあるのか怖いですが、死なない程度に頑張ろうと思います。
肺炎の時は本気で死ぬかと思いました。高熱で呼吸が苦しい場合は肺をやられているかもしれないので保険会社にはやめはやめの連絡をおすすめします。大学病院の待ち時間はとてつもないです。