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思い出ばなし③~イギリス留学~
派遣先の校長先生が、紙に印刷された小学校の校章を掲げて
ヒースロー空港へ迎えに来てくださいました。
校長先生にお会いできた時は安堵感でいっぱい。
初めましてなのに以前から知り合いだったかのように、
私は彼女を信頼しきって笑顔で挨拶をしました。
彼女の英語はスコットランドなまり。
何を言っているのか理解するのに時間がかかりましたが
「トイレは大丈夫?お腹すいてるでしょ、どこかで朝ごはんを食べましょう」
ということはなんとか聞き取れました。
イギリスに誰一人知り合いのいない私は、校長先生がまるでお母さんかのような気がして不安な気持ちも吹っ飛んでいました。
ヒースロー空港を後にし、校長先生の車でmotorway(モーターウェイ)を走りました。
途中サービスエリアに寄り、軽く朝食をごちそうしてくださいました。
辞書を片手に、校長先生と身振り手振りで会話をしました。
今ではスマホで簡単に外国語を翻訳できますね。
便利なツールを使うことは良いことでもありますが、
20年前の留学時代は苦労して会話したこと、
自分にはこれで良かったなぁと懐かしく思います。
私のボランティア先は幼稚園から小学校まで続いている私立学校でした。
規模は小さかったと思います。
1学年1クラスずつしかなくて、1クラス20~30人くらいでした。
縦割りで4色のチームがあり「今日は○○チームが集まるのが早かったので、○○チームに5ポイント!」という風にチームで点数を競っていました。
なんだかハリーポッターの世界みたいだな、と思いました。
イギリス式だったのでしょうか。もう20年も前の話ですが。。。
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私は7歳クラスの補助をさせてもらっていました。
担任の先生が日本好きなこともあり、日本文化も理解していらして、私を温かく迎え入れてくれました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。長くなりましたので今日はここまで。