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生きるのにコストがかかりすぎる人は…

今から振り返れば、私は小学生の頃から、ずっと疲れやすい人間でした。

毎日毎日
あー疲れた。早く帰りたい。と思いながら学校や会社に通っていました。

なので、毎日必ず行かないといけない!という場所がない今、とても快適です。


同じ行動をしても、そこにかかるコストは人それぞれ

先日、プロ奢ラレヤーさんが出演されているYouTubeを見ました。

ラレヤーさん(すみません、短縮しました)は、
診断はされてないものの発達障害ぽいらしく、こだわりが強いみたいです。

例えば、ラレヤーさんは靴下を履かない。

なぜかと言うと、靴下を履いてしまうと
靴下にばかり気を取られて、途端に他のことに頭が使えなくなるからとのこと。

ラレヤーさんによると、靴下を履くと、その瞬間からすべてがマルチタスクになってしまうのだそう。

なんかその感覚、ちょっとだけ分かるかも。


私は寝る時にだって靴下を履けてしまう人間ですが、

他の人がすんなりとこなしていることに対して、自分だけがものすごくコストを感じてしまう感覚
というのは、なんとなく理解できるような気がします。


ただ、
ほかの人の人生を生きたことがないので、
実際ほかの人がどの程度のコストをかけていて、自分とはどのくらい違うのか
というのは実際のところよく分かりません。

もしかしたら、ただ単に甘えているだけなのかもしれない。

でも、毎日大した活動もしてないのに
ちょっと無理するとすぐに39度近くまで熱が上がってしまったり、
ストレスがかかるとご飯が食べられなくなったりしてしまう。

なので、生活するにあたって、ある程度の対策が必要でした。

精神が安定している人が気にもしないこと

私は最近、加藤諦三先生の本を読んでいます。

子どもが産まれたすぐくらいの頃に、本を読んだことがあるんですが、その後なんとなく遠ざかっていました。

でも、2週間くらい前に、YouTubeで加藤諦三先生をお見かけしてから、
急にまた読んでみたくなり図書館で借りてきました。


「愛されなかった時どう生きるか」

タイトル、重ぉ。

あとで読も〜と思って、リビングのテーブルに置いておいたら、
タイトルを読んだ夫から
「え!どう生きるかって…そんなこと考えないといけないの?」と怪訝な顔で言われてしまいました。


なんていうか、
私から見た夫は、感情がフラットだし情緒が落ち着いている人です。

何かトラブルがあっても、必要以上に焦ったり落ち込んだりしない。

一般的な範囲内でのリアクションをとります。

友達も多いから、特定の人に依存したりもしない。でも、格段陽キャでもない。

そんな夫は、どう生きるかを考えることなく、日々、人生を生きています。

人が悩まないところを悩まないと、クリアできない

どう生きるかを悩むのって、
明日のプレゼンの資料どうしようって悩むとか、
隣の席の子が苦手で人間関係で悩む、とか以前の問題だと思うんです。


みんなが具体的な悩みを解決しようと動いているときに、
自分はもっと抽象的な、人生の前提の部分で悩んでいる、みたいな。


みんなが1段階で済むところを2段階で悩まないといけないから、
その分、人より生きることに対してコストがかかってしまいます。


そうやって、他の人が気にならないことが気になってしまうために、
他の人よりも余計なコストをかけている人が、他の人と同じような生産性を求めるのであれば

絶対譲れない必要最低限のモノだけ残して、あとは手放す必要があると思うんです。

自分にとって無駄なコストにつながるモノは、徹底的に排除する。


そうやってみて、初めて他の人と同じくらいの生産性を確保できる。


ラレヤーさんみたいに、
多くの人が何気なく履いている靴下に煩わされてしまうのなら、
履かなくても生きていける人生にする方が、幸せかもしれません。


素足でいれば、他の人と同レベルの生産性を確保できるんだから、
靴下を履こうと努力するよりも、靴下を履かないで生きられる方法を探す方が有意義。


ほかにも、
靴下は履けるけど、他の人よりも人付き合いに煩わされすぎる人なら、
極力1人で完結できる仕事をすればいいし、

毎朝決まった時間に起きるのが他の人よりも大変すぎる人なら、フレックスで働ける場所を探せばいい。

そうすれば、自分を嫌いにならなくて済む。

フリーランスなら、ある程度好きにできるよ

でもこれって、何かに属している立場だとなかなか難しいかもしれません。

どこかに属そうとすると、
さまざまな事柄についてある程度のラインを超えている必要があるし、
仕事単体でこれはやる、これはやらない
と自分で選ぶこともできません。

でも、フリーランスなら働く場所も時間も、相手すらも、ある程度まで自由に選べる。

自宅で働くなら、靴下履いてなくてもいいですしね。


人より特定の何かにコストがかかりすぎると思うなら、
フリーランスで働くことを一度検討してみるのもいいのかもしれません。

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