母子分離不安 学校に行かなくなった長男からのSOS
私が一番ショックを受け、絶望感に襲われたのは母子分離不安でした。
一年生のGW明けから本格的に登校しぶりが始まった長男。
赤ちゃんがえりのように過剰に私に甘えるようになりました。
何をするにも私と一緒を望みました。
習い事も一人で過ごすことが出来なくなり、
お留守番の話をすると泣き叫び、
すぐ抱っこをせがみ、
ママー、ママー、ママーといつも呼ばれてました。
これはなんかおかしいな・・・
スマホで検索をしてみると、
ふと目にとまったのが「母子分離不安」でした。
その時の私はこれだ!と思った一方で
勘弁してくれ・・・
仕事どうしよう・・・・
早く治さないと・・・
どうやって治すの?・・・
恥ずかしい・・・
私の心に息子を心配する余裕はありませんでした。
当時、私はセラピストの仕事しながら、退院してきていた義母の介護、長男のケア、うつ病の旦那のケアと、次々とやることが襲ってくる状況。発狂寸前でした。
長期的にこれを全て続けていくことは不可能と考え、一度仕事を辞めることにしました。
ここで辞めておいて本当に良かったと思っています。
時間の余裕は本当に大事だと感じました。
赤ちゃんになった長男に少しずつ、寄り添えるようになり、学校に行けなくても二人で電車に乗って遊びに行ったりして過ごすうちに、硬かった表情も柔らかくなっていきました。
長男の母子分離不安はすぐには改善しませんでした。学校に意識が向き始めるよりもずっと時間がかかりました。
ようやく母子分離不安症を卒業したなと思えたのは、長男が小学三年生になった今年の春でした。
何も期待せず、少しずつ、少しずつ、安心できるママと一緒の時間を積み重ねていくしかないように感じました。
冷たくカチンカチンに凍ってしまった息子の心がゆっくり、ゆっくり解けていくのをひたすら待ち続けました。
私もイライラしたり、怒鳴ったり、泣いたりを繰り返しながら、赤ちゃんになった長男をそのまま受け入れていきました。本当に辛い毎日でした。
出口の見えないトンネルに長男と二人置いていかれたように。右も左も上も下も、全て真っ暗なような感覚でした。
赤ちゃんのように甘えてくる息子を抱きしめながら泣いたことも数えきれません。
そして、ママと一緒に過ごすことが当たり前になって、母親の私も長男といることが普通になった頃、自然と長男は自分の世界に帰っていきました。
何が悪かったとか、誰が悪い、育て方が悪いとかではなく、私(母親)とベッタリ一緒にいる時間が長男には必要だったんだなと今は思います。
母子分離不安で悩まれている方、本当に本当に
辛いと思います。
どうしていいかわからないですよね。
何にも出来ないけれど、そんな溢れる思いが溜まったら、コメント欄で受け止めます(^^)
きっと、きっと、希望が見えてくる日が来ると思います。