『メモの魔力(前田裕二/幻冬舎)』は、人生を変える「科学」の本だ。
この世の中の事象がすべて、「科学的」と「非科学的」の二項対立だったとして。
「魔力」とはどちらだろう。おそらく、「非科学的」な方に分類されるのではないだろうか。
しかし、そのタイトルとは裏腹に、この本には「科学」に裏打ちされたエッセンスが詰まっている。
前田裕二さんの著書は前著『人生の勝算』も拝読し、そちらもすごく良い本という印象があった。
でも正直なところ、今作を最初に知った時は、その一見怪しげなタイトルに、しばらく触手が伸びずにいた。
それから数ヶ月の時を経て読んだ後、