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アダルトチルドレンのパートナーはスキンシップが苦手?
こんにちは。ゆきみです。
この記事でお話しする内容は、
パートナーがスキンシップを嫌がる傾向にある理由
についてです。
※今回は、
戦略的に行こう!
実践的に!というような内容ではなく、
愛情という
少し曖昧で、抽象的なお話になっています。
🍀ゆきみが実際に叶えたこと▼
・ゆきみを原因にうつとなった夫の寛解
・夫の復職
・安否すら分からなかったが毎日のラインが来るように(別居時後半~)
・夫が娘を溺愛し、家族で過ごす時間が増えた
・素直なコミュニケーションがとれるようになった
・夫の背景にある幼少期の傷について話してくれるようになった
・「離婚宣言」から2年、愛されている実感が持てる
・再同居をスタートし、強固な絆が築けたと感じる
🍀プロフィール
ツレウツカウンセラーゆきみ
・元 夫を適応障害/うつへと追い込んだ妻
・日本統合医学協会認定心理カウンセラー
・現役高校教員(私立校)
公立小中学校〜高校含めて11年目。
・教育現場で教育相談を担当。
生徒、保護者のカウンセリングを実施。
・夫のうつをきっかけに心理学、
パートナーシップ、メンタル疾患について研究し、夫との関係を劇的に改善。
・心理カウンセラー資格取得済。
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わたしがこれまで接してきた
スキンシップを嫌がる傾向にある方々は、
・回避型かな?と思われる場面が多い
・家庭環境が複雑だった
・本当の自分の気持ちを出せない
・そもそも本心が違うことを分かっていない
(気持ちと言動が一致しない)
・愛情場面でのトラウマがある
このような特徴を持っていました。
(おおまかに共通する、というものです)
また、同じく
わたしの夫もこの類であります。
かなり、言い方を悪くすると…
出会ったばかりの夫を形容すると、
なつかない野良犬
のようでした。汗
人を信用せず、
こちら側を常に伺って
犬小屋から出てこない感じでして…
一緒に生活をしていても
何かやりづらい…
ちょっとでも段階を間違えると
噛まれて大怪我してしまいそうな。笑
(後に大怪我してますがね)
踏み込んだ話をすると、
夫の場合
経験値がない、ということではなく
実はどちらかといえば
女性ウケの良いタイプですから
元カノさんたちもたくさんいるわけです。
ですので、
「経験値がないことからくる自信のなさ」
が理由でないことは明白でした。
では、何か?
と考えたときに。
夫は
仕事もできる、生活レベルも安定している、
友達もいる、お酒の場も好き、
家事、育児もそつなくこなせる のです。
しかし
家庭や、愛情が関わってくる場面では
思いっっっっきり拗らせてくるんです。
愛情表現に関してはめちゃくちゃ不器用ですし、
わかりづらいのでわたしが拾えない、
それに対して
察して欲しい、と心の中では思っているのに
言えない、、、という感じでしょうか。
また、夫は独身時代に
ペットを飼い始めたときに
生涯結婚はしないと決めたそうなんです。
それなのにわたしと結婚したんかい!!!
と突っ込みたいのですが。。。
これ、アダルトチルドレンあるあるかな?
と思うんですね。
本当は
幼少期に家族でやりたかったことが
すごくたくさんあって、
それをいつかは叶えたい、
自分にもそんな時が来るのでは、
と期待している
一方で
そんなのは無理だ、
良い家庭のモデルを知らない、
良い父親になれるわけがない、
家庭を築けるわけがない
という自信のなさもあって
叶えたいけど無理かも、
というふたつの気持ちで
ジレンマ状態に。
そして
それがデフォルトになってないか?と考えます。
だから
こちら側からすると
本音を隠されているような気になってしまうんですよね。
二転三転しすぎでしょ!?とかね。
そして、それらを前提として
スキンシップという点で考えると
その行為は心をオープンにしたり、
自身のあるがままの姿を見せたり、
肌と肌のふれあいって
ある意味では「怖い」ですよね。
信用できない相手との
スキンシップって。
(信用しろよ!は置いといて笑)
もちろん
適切な愛情を受けて育ったものたちからすれば
お母さんとすりすりしたり
手を繋いだり
お父さんに抱きしめてもらったり
おじいちゃん、おばあちゃんに
たくさん可愛がられてきたことは
当たり前だったかもしれません。
また、
あらゆる場面で愛情を受ける、
ということが
当たり前で日常だったから、
愛があるから、
スキンシップも問題なく
受け入れられたのだと思います。
しかし、
アダルトチルドレンからすると
心の底にある愛情タンクが
まだまだ枯渇していて
ここが満タンにならないと
家庭・愛情面でたくさん拗らせてしまうのに
それをぶっ飛ばして
愛情のあるスキンシップ、に行き着くことなど
できないんですよね。
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この記事を読む方々に
ひとつだけお伝えしたいのは
アダルトチルドレンのパートナーを
サポートしよう、とか
これまで与えてもらえなかった愛情を
わたしが注ごう、とか
わたしには心を開いてもらおう!
わたしが救おう!!とか
前のめりにならないでほしいんです。
そりゃね、
スキンシップがないと
こっちは寂しいですよね。
わたしは海外生活もあったので
愛情表現も
オーバーなほうなのですが。笑
でも、やっぱり
パートナーのことが大切で
愛があるなら、
こちら側の要望を通すのではなくて、
愛情を持って見守る、ということも
可能なのではないでしょうか。
仮に、
あなたの目的が
「愛のあるスキンシップだ!!」
だとしても、
まずやるべきことは、
「スキンシップほしいです!!!」
と
訴えることではないですよね。
訴えたからといって
叶うわけではありません。
全ての物事には段階がありますから。
冒頭では
夫のことを傷を負った野良犬に喩えましたが。
もし、あなたが
心に傷を負ったわんちゃんや
猫ちゃんを飼うことになったら、
無理に引っ張り出して
キスをしたりハグをしたり、
しませんよね?
当たり前に得られる
生きていける範囲のお世話をまずは
していくと思いませんか。
まずは餌をあげたり
トイレを替えたり、
お風呂に入れたり。
そしてある程度は放っておきながら
見守る姿勢を取りませんか。
相手にとって、
どんなことが心地いいかな、
どんなことが好きかな、
と思いを巡らせませんか。
見放したりなんかしない、
でも
ずっとそばにいる、でもなく、
わんちゃんねこちゃんのために
ちょうど良い距離感で
いつか、なでなでさせて
いつか、気が向いたら
抱っこさせてくれたりしないかな、
くらいの気持ちで
見守ってあげられますよね。
だから、
愛情タンクをいっぱいにする
という
当たり前のようで
当たり前じゃない
その工程にしっかり時間をかけてください。
あなたが愛情を持って
相手のことを考えて
変わらぬ姿勢、
変わらぬ気持ち、
変わらない態度でいること。
これらが信頼関係を築く、ということです。
ハグして大好きって伝える、
見つめあってキスをする、セックスをする、
そういったことだけが愛情ではないですから。
そして、
きっとわたしたちは
スキンシップ以外の愛情のかけかたを
知っているはずです。
いつか素直になれたときに、
子どもみたいに
大きなハンバーグが食べたいって
リクエストしてくるかもしれません。
家族でクリスマスパーティーがしたい、
お正月は家族で過ごしたい、
誕生日は手巻き寿司がいいな、
そう言ってくるかもしれませんね。
(実話ですよ、ふふふ)
だから、
わたしが彼をサポートする!
わたしが、彼のために、
わたしが、、、、!
という気持ちも、
もちろん大切ですが、
いったん、その気持ちは
横にそっと置いて
前のめりにならない姿勢で
心地の良い距離感を目指して
接していけると良いですね。