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【幼稚園探し③】二番目に通ったA幼稚園のプレ② 母子分離不安〜面談で呼び出された話〜

前回の続きです

A幼稚園のプレクラスは数回親子で通園をした後、完全母子分離で行われました。

息子が母子分離でやっていけるのかという不安はありましたが、徐々に慣れていくだろうとその時は思っていました。

最初の母子分離の朝、先生に息子をお願いして私が園から帰ろうとすると案の定息子は大泣きです。
お迎えの時間にまた幼稚園に行くと、息子はまだ教室の外で大泣きし、先生に説得されていました。

園では教室の中で泣いている子がいた場合、他の子に感情が伝播しないよう教室の外に出て先生が見守る形式を取っていました。

とはいえ初日は息子以外にも教室の外で泣いている子は数人いました。
いずれは慣れるだろうとそこまで気にしてませんでした。

しかし2回目、3回目と回数を重ねて通園しても、息子が泣き止む様子はありません。

一か月経った頃にはついに教室の外で泣いているのは息子だけになりました。

私は内心焦りました。
息子以外の子供達は教室で楽しく活動しているにも関わらず、息子は何の成長もありません。

毎回お迎えの時間に園へ行くと一人だけ教室の外で泣く息子を見るのが辛く、園にお迎えに行く時間が近づくたびに吐き気が襲ってきました。

【家庭での息子の様子】

幼稚園へ行く朝は毎回泣くようになった息子。
朝起きてごはんを食べながら息子は「幼稚園がんばろうね」と自分に言って聞かせますが、涙が溢れています。
園の制服を着ては泣き、プレの後家に帰宅してからもお昼ごはんを食べながら泣いていました。

息子は月日が経つにつれて夜泣きがひどくなり、チックも出るようになりました。

さらに困ったのは私と離れることを極端に恐がるようになったことです。
私がコンビニで用事を済ませるために10分ほど夫に息子を任せて家を出ようとすると息子はこの世の終わりのように玄関先で泣き叫ぶようになりました。

プレ幼稚園に通うことを辞めることも考えましたが、子供はいずれ園に慣れると思って辞めずに通い続けました。

そしてプレ教室が母子分離になってから二か月ほど経ったある日、園から家に一本の電話が入りました。

【A幼稚園のでの面談】

園からの電話の内容は息子について一度面談をしたいとのことでした。
これは俗に言う退園勧告なのではないかと思い、私は面談日まで夜も眠れなくなりました。

面談当日は学年主任の先生とプレ担当の複数人の先生同席の下行われました。

主任の先生から息子の生育歴や家族以外の人と関わる機会がどの程度あったかなど聞き取りをされました。

私は息子の園での様子を先生から聞き、先生方が息子の対応に苦慮していることを察しました。

プレの活動の日、息子は私と離れた後に一度泣き止んでもまた次の活動に移る時は泣いてしまうようで、活動にほぼ参加できていない状態でした。

また、一斉指示についても誰に注目して話を聞けばいいのかなど理解できていないようでした。

ちなみにこの面談の時に

「息子君は大きな音やガヤガヤとした音が苦手なのではないでしょうか?」

と私に告げた先生がいました。
この何ヶ月も後になって医師から息子に聴覚過敏がある可能性を告げられるのですが、私はこの面談の時点では息子の聴覚過敏の可能性に気づいていませんでした。
その先生は本当に息子のことをよく見ていたんだと思います。

園側はしばらくの間様子を見るという結論でこの時の面談は終わりました。

しかしこのままでは入園を断られる可能性があると感じた私は息子に療育を受けさせる決断をします。



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幼稚園探しの1話です↓


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