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【カナダ生活】カナダと日本の副業の違い

カナダと日本の2拠点生活に挑戦中のYukiです。

私は2年以上カナダで生活しており、
現地企業でも就労経験があります。

今回は仕事に対するあり方についてシェアしたいと思います。

異文化理解というひとつのトピックとして
知ってもらえたらなと思います。


日本では正社員とそれ以外という区分けが大きく
単に雇用という側面に限らず
税金、保険、賃貸など影響が多岐にわたります。

そのためきちんと組織化された会社で
正社員として安定して働けさえいれば、
会社というフィルターを通じた享受があるわけです。

これは福利厚生だけに限らず、
色んな面で個人としての「信用力」がある状態です。

私も会社員の時はたくさん恩恵を受けており
特に若手と呼ばれる時はありがたい限りだなと感じていました。

その反面、会社の規約を守る必要があるため
個人としての行動には制限がかかる場合もあります。

副業の有無もそのひとつです。

副業と聞くとどんなイメージを持ちますか?

・スキルアップとしてのお小遣い稼ぎ
・本業とは別で趣味の延長
・ブログやアフィリエイトなどの不労所得に近いもの

などなど

いずれにしてもあくまで今の生活から+αで
ちょっとした収入が得られればいいなという人が多いかと思います。

会社の就業規則的にも
副業に対する考え方がようやく少しずつ変わってきたなと感じています。

それでもまだまだ過渡期なので、
副業禁止や条件付きの企業も多いのが事実です。

私は日本で正社員として働きながら
副業をするという経験がないのでわかりませんが、

率直に「正社員+副業」ってしんどくないか?

と思います。

平日9時~18時まで働いて
残業もきっとある中で
残りの時間+土日を使って副業をする。

ただでさえ忙しい日々なのに
より心身共に酷使して
本当に充実した生活を送れている人って
どのくらいいるのかなと純粋に疑問です。

プライベートの時間や
心身を休める時間がますますなくなっているように思います。

そのため本業+副業をこなしている方々の話を聞くと、本当に尊敬します。

この記事を読んでくださっていて該当する方がいらっしゃれば
いつもお疲れ様です。
そして無理なさらないでくださいね。




一方、カナダではどうなのか。

まずは副業に対する個人の考え方ですが、
スキルアップや趣味という人もいる一方で
収入源としてとらえている人が多いです。

「副業」ではなく「複業」ですね。

州や企業によってもちろんルールはありますが
日本に比べると敷居が低い印象です。

というのも
インフレによる物価高が著しく、
生活コストと時給が合っていない場合が多いためです。

また転職はあたりまえとする文化でもあるため
所属企業名で信用力を証明するというよりも

収入額やクレジットスコアと呼ばれる信用度をはかる数字をもって証明とする場合が多いです。

そのため正社員という肩書き優先ではなく
いかに収入源を確保できる働き方を実現させるか

という考え方が近いかもしれません。

そのため
・パートタイムで掛け持ち
・フルタイム(正社員)+パートタイム
・コントラクト(契約社員)+パートタイム

と言ったように様々な雇用形態の人がいます。

日本のスタイルと似た形で
ずっと働いている人もいれば

プライベートの時間も確保しながら
うまく自分でスケジュール管理している人もいます。

そしてハングリー精神のある人は
常にいい条件を求めて仕事を探している印象です。

一方で趣味やプライベートの時間が大切だからと
あえてパートタイムを選んでいる人もいます。

他にも大学卒業から5年以上
同じ企業で働いている人ももちろんいます。


いずれせよ彼らの多くが自分の雇用形態に関して
きちんとした「意思」を持って選択しています。

そうでないと自分でビジネスをやらない限り
いつ、どのタイミングで解雇になるかわからないという危機が常に潜んでいるためです。

企業の方針だけに限らず
経済状況やすぐに変わる政府の政策も要因のひとつです。




今回挙げた内容はごく一部にすぎませんし、
個人の性格や理想の生活スタイルによっても変わってきます。

カナダは個人主義の文化であるのに対し
日本は組織を尊重する文化である

といった
文化の違いという点で
働き方のスタイルにこれだけ差があるのだと思います。


個人的には
日本もカナダのようにどんな働き方でも
受け入れられるスタイルになってほしいなと思う一方で、

裏側の側面として
個々の自助努力と自己責任への耐性
様々なルールの見直しなどが必要なので

なかなかこうあるべきだと言うのは
難しいなとも思います。

今回はカナダで2年以上生活してみて感じた気づきのひとつをシェアさせていただきました。
他の国の実態も気になるところです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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