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【カナダ留学】休職留学を通して得た価値観

カナダと日本の2拠点生活に挑戦中のYukiです。

私は会社を休職してカナダに2年間、
スキルアップを目的に座学と有給インターンの留学を経験しました。

実は学生時代にも語学留学や学問的な短期留学も経験しています。
※過去の留学体験記は下記に記載しています。


今回は、そんな何度か留学を経験している私が
社会人留学を経て自分自身の価値観として
気づいたことをシェアしたいと思います。


1.英語を使って仕事をしたいわけではない


「将来は英語を使って世界と日本に関連する仕事をしてみたい」
なんとなく学生時代から思い描いていました。

母国語と違う言語を使いこなせるって
かっこいいですし憧れますよね。
私もそんなかっこいい姿を夢見ていたひとりです。

しかし、実際にカナダでの就労を経験して
英語を使って仕事をする
ことが私の1番の優先順位ではないということに気づきました。

それよりも、
公私を超えて長く付き合える関係性を
構築していくことの方が
私にとって価値があり幸せだと感じるからです。

その手段として英語や他の言語を話せた方が
充実した日々を送れます。

仮に英語を使いこなせて、
“バリキャリ”や”意識高く”仕事ができたとしても
それが必ずしも私自身の幸せに繋がるとは限りません。

元々日本では完全フレックス・在宅ワーク可能で
年に1-2回は国内・海外旅行に行けるほど
柔軟な働き方をしていた私にとって、
(もちろんしっかり成果は求められますが)

カナダで9-5時など
働く時間と場所が決められたワークスタイルに
就くということに魅力を感じませんでした。

もちろん前職同様にフレキシブルな働き方を
推奨している外資系企業もたくさんあります。

しかし、外資系企業の特徴として
成果主義のところが多く、
会社全体の業績と雇用人数(解雇)が連動していたりします。

一度外資系企業で働く経験が詰めたから安泰ではなく、
むしろそこから個人としての戦いが始まるようなものです。

英語を使ってスキルアップをしたいと留学した
自分の隠れた意識の中に
よりよい日々の暮らしを求めていたことに
気づけたことは私にとって大きな意味がありました。


2.「調和」としてのワークライフバランス


留学中、様々な生活スタイルを送っている人と会いました。

日本で暮らしていると
新卒・正社員雇用が王道の働き方とされ、
それ以外の働き方については
いまだにネガティブな見方をする人が多いと思います。

実際に、日本の労働者の48%しか
仕事は生活において大切であると考えていないと
研究結果からも証明されているのです。
※世界平均は72%です。

留学中に出会った私の周りの方々は自分自身の生活の軸を持ち、
その中で仕事やプライベートをどのようにバランスを取っていくかを重要視している人がほとんどです。

これは仕事と私生活を切り離すということではなく、
私生活の中にキャリアアップやスキルの習得を含めた仕事を
どのようにして溶け込ませるかということです。

人それぞれに「合った」ワークライフバランスが存在し、
それは他人を強制するものではなく
お互いの理解と歩みよりによって形成されていくということも留学生活を通じて学びました。

そういった意味で自分自身と向き合ってみると、
私自身のワークライフバランスは
日本に限らず「雇用される」スタイルでは実現しないことに気づいたのです。

3.何をやろうが誰も気にしていない


日本は変化を好まない文化のため
新しいことに対して否定的に捉える人が多い傾向にあります。

良い・悪いということを言いたいのではなく
ただそれが日本文化の特徴というだけです。

しかし、相手を心配して発する言葉だったとしても
そのネガティブな感情が
相手を傷つけることに繋がる可能性があります。

その分、カナダは多文化主義で
政府の政策自体もよく変わります。

そこに適応できない人は生活していけないため
不平不満を言っている場合ではありません。

そういった背景もあり、
留学生活では私が何のためにカナダに来て
何を成し遂げたいのかなんて
良い意味で誰も気にしていません。

だからこそ周りとの会話では
「いいね」「おもしろそう」
「どうやってやるの?」
とポジティブな言葉をかけられることがほとんどです。

彼らが内心どう思っているのかは
正直わかりませんが、
文化も違うので私も気にしていません。

冷たく聞こえるかもしれませんが、
留学を経て「割り切る」ということも大事なスキルで
これに慣れるまでには時間もかかります。

そこに気づくことができただけで
私にとっては大きな前進でした。


4.最後に


もし明日自分が死んだら
あなたは「自分の人生は充実してた」と自信を持って言えますか?

極端ですが、
人生100年時代といわれたとしても
必ずしも長生きできる保証はありません。

将来に備えて、
「投資しなさい」
「副業を始めなさい」

一度は耳にした言葉ですよね。
もちろん大事ですし、
これからは円と外貨を組み合わせる時代とも言われています。

一方で、先のことを考えすぎて
目の前の生活が疎かになっていては本末転倒です。

そもそも将来に備える前に
自分にとって本当の意味で「何が」大切か
当たり前の基準を取っ払って向き合っている人は限られている気がします。

「現実的に考えて...」
「そうはいっても...」
「もうそんな年齢じゃないし...」

色んな理由を並べて
自分で自分を苦しめてしまっている人を見ると
もったいないなと思うばかりです。

ほんの少しの勇気と周りを頼る力が
その足枷を外してくれることを実感した留学生活でした。

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個別で質問がありましたら、お気軽にこちらよりお問い合わせください。


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