【留学】日本人であることのありがたさを知ってほしい
日本の会社に勤めながら海外留学を経験し、自身のキャリアアップを果たしたYukiです。
カナダでの2年間の留学を通じて、日本人であることがどれだけ恵まれているかに気付かされたので、この思いをシェアします。
日本のパスポートは世界で最も強力な旅券の一つとされています。海外入国において通常、ビザが必要となりますが、日本のパスポートを持つと、世界227カ国・地域中、194カ国・地域へビザなしで訪れることができます。
それにも関わらず、日本国民の約17%しかパスポートを保持しておらず、多くの人が海外旅行や留学の機会を逃しているのはとてももったいないです。
東京から韓国への飛行時間は約2時間半と、東京から沖縄に行く距離とそれほど変わりません。ホテル代や滞在費を合わせると、沖縄より韓国の方が安い場合もあります。
海外経験がない場合は、近い距離の観光から楽しんでみるのも良いきっかけになります。
留学の側面では、日本は経済的にも豊かで安定した国なので、留学先で嫌な思いをしても日本に帰って来れるという幸せな状況にあることを知って欲しいです。
カナダで別の国から留学に来ている友人との交流を通じて、この事実にハッとさせられました。インド・タイ・ナイジェリア・スリランカ・チリと彼らの多くは永住権の取得を目的に来ていました。
ある日、友人の一人からこんなことを尋ねられました。
「日本から留学に来ている人のほとんどが帰国するのはどうしてなの?」
日本人の留学目的の多くが国外に出て新しい価値観やスキルを習得した後、日本社会にどう還元するかという視点のもと話をすることがほとんどだと思います。
一方で、彼らの留学は帰国を前提としていません。
その理由は、母国の経済的・社会的状況が不安定で、カナダで暮らすことが身の安全になり、安定しているからです。
また、留学したいからといって、必ずしもビザがもらえる保証もないとのこと。学校開始の数日前にようやくビザがおりたからカナダに来ることができたという友人もいました。もし、ビザがおりなければ事前に支払っていた学費・滞在費・航空券など全て無駄になります。
日本では、所定の手続きを進めればよっぽどのことがない限り、ビザはおりるはずですし、渡航前ギリギリにしかおりないといった事例を聞くことも少ないです。
さらに、カナダ滞在中幾度となく「日本人」ということで恩恵を受けました。家探し、交友関係の広がりなど、先日の日本人の方々の行いによって日本人に対してプラスに捉えてもらっている方々が多く、それだけで大きなアドバンテージです。
友人との会話を通じて、いかに日本で暮らすことが恵まれた環境で、自分の+αのために留学を考えられることがありがたいことかに気づかされました。
彼らと同じような「覚悟」を持つべきだとは思いませんが、私たちが留学に対して感じている悩みは対した悩みではなく、環境は揃っており、後は自分の気持ち次第という中で決断できることにありがたみを持つべきです。
戻ってこられる場所がある中で、勇気が出ずに行動に移せないでいる方がもしこの記事を読んでいるのであれば、行動してくださいと強く言いたいです。
失敗したら・辛かったら早々に切り上げて帰国すればいいのです。帰れる場所があることに感謝し、挑戦できる人がもっと増えればいいなと思うばかりです。
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