『ガマズミ ~パラダイム ver.~ 』(パラダイム - case 1 - 上演脚本)
割引あり
※この物語はフィクションです。
一部センシティブな情報描写がございますので苦手な方はご注意ください。
【概念を添えて】
この想いは普通じゃない。
私と貴女は、常に何かの鎖に縛られていた。
常識とか普通とか一般論だなんて言う言葉は、私たちの身体を蝕んでいく。
きっとこの選択の羅列だって一定数の人間から見れば普通から逸脱したものなのだろう。
貴女とともに生きたいだけなのに。
ある夏の夕暮れ。
貴女は私の目の前で死んだ。
私を、置いて死んだ。
この気持ちは伝えてはならない、そうわかっていたはずなのに。
口から出た言葉が貴女を殺した。
頭を開ければ…全ての願いが叶うかもしれない。
忘れていて。
思い出さないで。
覚えていて。
貴女とともに生きたいだけだから。
―――雁字搦めに何かに繋がれたように、私は本当にいま此処に存在しているのかもわからない不安がつきまとう中でそれでも君が目の前にいるなら、今この時だけは 信じようと思う―――
できた。
【登場人物】
・女
・私
◇俳優それぞれの読解と創造に信頼を寄せ、敢えて登場人物の設定は書かないものとする
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5,515字
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