たにかわ夕嬉(のメモ帳)

舞台俳優 出演舞台の振り返りやメモを置いていきます。 所属団体:とりのこいろ 主宰団体:想造演劇ユニット『負け犬の遠吠え』

たにかわ夕嬉(のメモ帳)

舞台俳優 出演舞台の振り返りやメモを置いていきます。 所属団体:とりのこいろ 主宰団体:想造演劇ユニット『負け犬の遠吠え』

最近の記事

『具象の匣』(パラダイム - case 1 - 上演脚本)

※この物語はフィクションです。  一部センシティブな情報描写がございますので、苦手な方はご注意ください。 【あらすじ】 現実を視認するか、夢をみたまま終わるか。   その選択は君に委ねよう。 但し、この物語を選んだということは現実に立ち向かい答えを視認する、ということだ。   物語なんて所詮は空想。 宙ぶらりんの世迷言など、科学者たちの思考実験と何ら変わりないじゃないか。   では、そのまま終わらせないために…物事をはっきりと一つずつ丁寧に紐解いていこう。   具象化した

    • 『toy Box』(パラダイム - case 1 - 上演脚本)

      ※この物語はフィクションです。 【あらすじ】 子どもの頃に使っていた鮮やかな原色たち いつの間にか使うことをやめてしまった原石たち 何かが混ざりあった、淡い色や深い色を好むようになった それが悪いとは思わない ただ、あの頃よりも心が踊らないのはなぜだろう この世界は大きなキャンバスで、何かを決めるのは私なのに いつから他人が私の筆を取り始めたんだろう 今は少しだけ眠ろう あの頃夢見た空想に、想いを馳せながら 【登場人物】 ・女性 ・少女

      ¥100〜
      割引あり
      • 『ガマズミ ~パラダイム ver.~ 』(パラダイム - case 1 - 上演脚本)

        ※この物語はフィクションです。  一部センシティブな情報描写がございますので苦手な方はご注意ください。 【概念を添えて】 この想いは普通じゃない。 私と貴女は、常に何かの鎖に縛られていた。   常識とか普通とか一般論だなんて言う言葉は、私たちの身体を蝕んでいく。 きっとこの選択の羅列だって一定数の人間から見れば普通から逸脱したものなのだろう。   貴女とともに生きたいだけなのに。   ある夏の夕暮れ。 貴女は私の目の前で死んだ。   私を、置いて死んだ。 この気持ちは伝え

        ¥150〜
        割引あり
        • 『端緒』(パラダイム - case 1 - 上演脚本)

          ※この物語はフィクションです。  一部暴力的な表現や描写がございますので、苦手な方はご注意ください。 【あらすじ】 物事にはすべて始まりがある。   いま君が見ているものは、果たして真実なのだろうか。 私が追い求めた答えはいまこの瞬間も目の前にあると知りながら、手を伸ばし切れぬ自分がいる。 未だに人間という存在の好奇心から逸脱することは難しいらしい。   人間はそれぞれ、正義でも悪でもない。 ただひたすら自分の信念を追い求め生きている獣のようなものである、というのが現在の

          memo:春日井 茉白

          このノートは私が所属している「とりのこいろ」作品に登場する、春日井茉白という役について少しずつ追記していきます。 春日井茉白(かすがいましろ) 生年月日:1988年8月14日生まれ (「濡れた音色に、またあした。」(2020年4月)時点での年齢は31歳) 利き手:左利き 家族構成:母のみ(茉白の10歳の誕生日に、事故のため死去) とりのこいろ世界軸として2020年現在、富松平四郎から送られてきたヒューマノイドである黒萩千春・千秋と暮らしている。 ★とりのこいろ 第

          まちがいさがし。(更新中)

          改めまして 雙影のイドラ 第二回公演 「まちがいさがし。」 全公演終演しました。 ご来場いただきました皆さま、応援してくださった皆さま、想いを向けてくださった皆さま。 本当にありがとうございます。 私は小泉沙幸を通して死に向かった。 ポコチャ配信中に得心いく言葉をくれた方がいた。 『リ・バース』 私は毎回死んでいた。そして毎回生き直した。 すべては常に変容する。 最後にたどり着いた先は、みんなはもう此処に戻ってこなくていいんだよ。 其々が、其々の選択をして、

          まちがいさがし。(更新中)

          『Polygamy』から、『MASAKO』へ

          2022年4月5日(火)~10日(日) オメガ東京にて公演された 『Polygamy ~最期の告白~』 全公演・配信ともにすべて無事終演し、本日6月12日(日)、 ふと「あ、想いを書くなら今日だ。」と思いPCを立ち上げ綴っております。 8月に出演する舞台『MASAKO × ノンバーバルコミュニケーション』 なぜ同じ日に同じノートに書こうかと思ったかというと すべてに共通するものが ”愛” だから。 Polygamyの稽古が開始する前、オーディションのサポートメンバーとして

          『Polygamy』から、『MASAKO』へ

          未熟なわたし〜10年目へ向けて〜

          舞台に『役者』として初めて立ったのはいつのことだったろう、ふと思って自分の軌跡を辿ってみた。 【たにかわ夕嬉 過去出演作はこちら】 私は演劇部に所属していた過去はないし、舞台俳優という存在をしっかり認知したのも専門学校に入学してからだった。 2022年“度”で芝居を学び始めて10年目に入る。 まるっと9年、大先輩方に比べたらまだまだひよっこもひよっこだが、時が経つのは早い。 私が進んだのは声優の専門学校だったが、入ろうと思ったきっかけも大したものではなく元々歌手になりた

          未熟なわたし〜10年目へ向けて〜

          NVCと私。

          言語化は相変わらずですが、今日の私は思考の血栓がなく心身ともに澄み渡っていた。 そんな2022年1月28日(金)、表現者の為のNVCワークショップ3日目を終えました。 澄み渡る思考を捨ててまでnoteを綴る、思考の海に溺れる夜もあっていい。 今日のワークショップのフィードバック中に過去の自分を振り返る時間がありました。 そこで感じたことや約一年間で変化したことを、ここに残そうと思います。 私がノンバーバルコミュニケーションに初めて触れたのは、昨年3月頭に行われた『女優ふ

          2022年へ向けて、声明文。

          2022年から始動する演劇ユニット企画。 いまやろうとしている企画を客観的に見ると、遅れてやってきたような反抗期、反骨精神のかたまり。 でもね、自分の信念とか軸が歪むくらいならば私は一生反抗期と思われてもいいかなと思っている。 やりたいことをやれるのが小劇場なら、その遊び場を自由に使う。 ぶっちゃけ金はないし、今やろうとしていることを全て採用したら大赤字だと思う。 けど、妥協してやりたいことをやれない方が私はきっと後悔する。 だから常に走り続けたい。 演劇に対して…と

          2022年へ向けて、声明文。

          『影の居処』

          ※アーカイブ配信観劇の方でまだご覧になられていない方はネタバレ注意! 少々経ちましたが とりのこいろ『影の居処』 無事終演いたしました。 ご来場いただきました皆さま、配信観劇の皆さま。 そして応援してくれた皆さま、ありがとうございます。 脚本があって演出がいて、劇場があって。 スタッフの皆さまがいて共演者のみんながいて。 お客さんがいて…ようやく完成する舞台。 これ、全部が揃うのって簡単なことじゃなくて、さらに全てを終えることができるのは奇跡に近いよね。 だからこ

          12月、駆ける想い。

          まもなく12月、2021年も残すところ後わずか。 告知文の後に、今回のnoteで伝えたい想いを。 告知が先でも本文が先でも構いません、最後まで見てくれたら嬉しいです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー とりのこいろ『影の居処』 2021年12月1日(水)〜5日(日) @アルネ543 1日(水) 13時/18時 2日(木) 13時/18時 3日(金) 13時/18時 4日(土) 13時/18時 ★ 5日(日) 12時/17時 ★ ※公演時間は75分予定(途中休

          『女優ふたり芝居』

          10月1日(金)を迎え、女優ふたり芝居の配信も終了いたしました。 本当の本当に終演を迎えた、女優ふたり芝居。 たくさんの方に観劇していただきました。 この企画に一役者として関われたこと、嬉しく思います。 2021年の舞台出演は現在2本。 控えているものは1本(…プラスもう1本?)。 6月の主演舞台、そして8月の女優ふたり芝居はものすごく濃密な時間でたくさんの刺激をもらいました。 思考と体感、理論と感覚。 本当に正反対なお芝居の作り方をしました、6月と8月。 最近よく