第21話:「依存」「対立」が起こりやすい数
女性によくある問題のようですが
3人組だと「2対1」の構図になり
1人が疎外感を感じてしまう。
ということは、3人っていうのは
対立を生みやすい数字?
と思われるかもしれませんが、実は
一番対立を生みやすい数は【2】です。
これは一般的にも言われていますし
天国おじぃも言っています。
【2】は「愛憎」を生み出しやすい
分かりやすいのは、ずばり「夫婦」です。
わたしが衝撃を受けたエピソードは
とある女性限定の
リーダーシップのワークショップでした。
未婚既婚併せ、カナダ人女性が
総勢20名近くいたでしょうか。
詳細はちょっと忘れてしまったのですが
確かワークライフバランスを取るために
自分のケアがいかに大切か、みたいな話でした。
そのためには運動や食事、規則正しい生活
子供や親兄弟、友人との関係が大切だ、
そうした要素を、どうしたら
もっと良くして行けるか考えよう、と。
それを聞いていて、わたしは
大事なのがひとつ抜けてるじゃん!
と思い
「旦那さんは?(How about a husband?)」
とコメントしました。
すると、会場全体から
「大笑い」
が起こったのです。
どうやら皆さん、わたしが
冗談を言ったと思った模様。
わたしは本気だったんですけどね…
わたしの投げかけは
ファシリテーターさんにも
そのまま和やかにスルーされ、
ワークショップは無事終わりました。
この経験から、世の中の多くの女性は
旦那さんと一緒に生活していても
その「関係性」には、かなり
「居心地の悪さ」を感じているのだな、と。
居心地が悪くても、いや悪いからこそ
なんとかしようとすると
パンドラの箱を開けてしまいそう…
あるいは、すでに諦めモード。
だから、女ばかりが集まる場で
「旦那さんとの関係性について深く考えよう」
なんて、冗談にしかならない話。
そういうことなのだろうか、と思いました。
しかし、なぜそうなるのか。
永山智之氏によれば
二者/ 三者状況は対人関係の基本形であり, 前者は個
人的関係, 後者は社会を構成する基礎単位とされる (小
川・ 笠原, 1986) 。
(兵庫教育大学 研究紀要 第52巻から引用)
さらには
2 人グループが最も緊密であると共に、最も壊れやすく強い感情を引き起こす
2 人だと前の相手を全身で受け止める
(同引用)
つまり、カップルというのは
お互い「しかない」という特別の関係。
その分愛着が深くなると同時に
傷ついた場合のダメージも半端ない。
「好きだからこそなおさら」みたいな
愛憎両極が入り混じった感情が、
マンツーマンの【2】で起こりやすいのです。
親子、師弟関係もそうですよね。
愛憎劇と呼ばれるものはだいたい
この「一対一」の恨みつらみです。
だからこそ、そこで学べるものは
非常に深いとも思うのですが…
↑ こういうことを言ってしまうのも
奥様だから、かもしれません…
こうしたことを考え併せると、
【2】の課題が「協調と限界」であること、
「共依存」に陥りやすいパターンであることも
さらに納得が行くように思います。
参考記事:
ミッショニングはツールです:
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