やみつきになるおいしさ!背徳的ポルトガル菓子“Ovo Moles”を本場アヴェイロで食べてきました!
オーストラリアでは『Timtam(ティムタム)』の両端を少しかじり、コーヒーに浸けて吸い込んだり、アメリカでは焼く前のクッキー生地(「クッキーダッチ」という)を食べたり、日本でも最近食べるバターなんてあるらしく、バターそのまま食べたり…!?
って感じで、世界には人間の欲望を体現した“背徳スイーツ”が存在。で、ポルトガルでは卵の黄身のスイーツがやみつきの味らしい!
その名も「Ovos Moles(オヴォシュ・モレーシュ)」といい、気になる!ってことで、発祥の街アヴェイロに行って食べてました!
濃厚な黄身のクリームがとろり、コクのあるまろやかな甘み…うまい!
というわけで、以下その模様をお伝えします。
上品な味わいならここ。センスが光る「Confeitaria Peixinho」
やってきました!ポルトガルの水の都ことアヴェイロ(Aveiro)は、このスイーツの発祥の街。市内中心部へと歩くこと約分すると、ふわーっと甘い香りが……!
お店の名前は「Confeitaria Peixinho」。フランスのパティスリーのような高級感ある店内にうっとり!パステルカラーの色使いもステキ!
ショーケースにはOvosと同じ、黄身のクリームを使ったスイーツが並んでいます。
アヴェイロは水の都ってことでゴンドラの形をしたお菓子も!
悩みつつじっくりとお菓子を見ていると……あった!
オボシュ・モレーシュ!!魚や、貝殻など漁業が盛んな街ならではの形がバラエティ豊富!ポルトガル名産のポートワインの樽って形もあった!どれもひとつ1.5ユーロ(約179円)。
こちらが樽の形のもの!ふっくらしてるから魚のよりたくさん入ってそう笑(気持ちの問題)。
ひと口パクリ!う、うまい!!ねっとりとした餡は卵の濃厚な味とコクがあって、思ったより甘さ控えめ。カスタードクリームよりも和菓子のような上品でどこか懐かしい風味がある!はじめましての味!
で、モナカのような白い薄皮はふんわり柔らか。ちょっともっちりしてて舌触りが心地よい……!
「Confeitaria Peixinho」
住所: R. de Coimbra 9, 3810-086 Aveiro, Portugal
営業時間:9:30~20:30
URL:「Confeitaria Peixinho」公式サイト
トラディショナルなOvosのお店「Maria da Apresentação da Cruz, Herds.」
このお店の隣にはもう一軒、Ovos Molesのお店が。青いテントの「Maria da Apresentação da Cruz, Herds.」は、このスイーツ発祥のお店なのだとか。
店内に入ると、ショーウィンドウにはOvosを使ったスイーツが並んでる!コルネみたいなお菓子や
フレンチトーストのようなこちらはrabanadas(ラバナーダシュ)っていうクリスマスのお菓子なのだとか。
そしてショーケースのセンターを飾るのは、やっぱりこちら!
ごろごろっと山積みのOvos Molesはひとつ0.85ユーロ(約102円)。
あと、ポルトガル菓子といえばの「Pão de lo(パンデロー)」(1.5ユーロ:約179円)ことカステラもトライすることに!
ちなみに店内はちょっぴりイートインスペースがありました!
さてさて、今度は貝殻の形のものをいただきます!……うううまい!
先ほどのお店より黄身の味が濃くて甘め。クリームはちょっぴりジャリっとした舌触りが後に残る感じ。皮がさっきよりもっちりしてるから、噛むとぷちゅって中からクリームが溢れ出してくる……その感覚がたまらない!
そしてポルトガルのカステラも食べてみることに!なんだけど、店を出て歩くこと数十歩でぐちゃぐちゃに……涙。カステラが半熟すぎる……!
見た目は残念になっちゃったけど、スプーンでいただきます!すんごく橙色の生地(というかもはやクリーム)は、ふわふわとろんとろん!食べてみると……うまい!!
口の中の滞在時間約2秒でシュワっと溶けて消えていく!そのわずかな時間でもOvosクリームの優しい甘さが口いっぱいに広がって、幸せは長続き。後味が日本のカステラに近いかも!
「Maria da Apresentação da Cruz, Herds.」
住所: R. Dom Jorge de Lencastre 37, 3800-142 Aveiro, Portugal
営業時間:9:00~17:00
定休日:日曜日
URL:「Maria da Apresentação da Cruz, Herds.」公式サイト
という感じで、ごちそうさまでしたー!
初体験の味なのにどこか懐かしく、絶妙な甘さ加減や舌触りに虜になる……!まさに背徳的スイーツ!Ovosのクリームだけちびちびと舐めていたい笑!
なんて思ってたらスーパーマーケットが早くもワタクシの夢を叶えてくれました笑。きっと現地ではこれは製菓用とかね。そのまま食べるものじゃあないと思うけど……(中毒性があるから気をつけた方がヨイ笑)。
※2019年12月の旅での情報です。