正しさの中にいるから、あなたはここから先理解できない
正解も不正解も存在しなくて、ただそこに在るという事実があるだけ。
そこに意味づけしているのは紛れもなく自分自身や社会だと思う。
絶対的なものなんて存在しなくて、環境や自分自身は変動的で、それに伴って自分の大切にしたいものや価値観も揺れ動く。
生きるって“不確実で不明確ななかで、何度も選択を重ねる事”だと思っている。
今日何食べる?
あしたはどこに出かける?
誰が好き?誰と一緒に過ごしたい?
仕事は何をする?
結婚はする?
最期はどこで、誰と過ごしたい?
日常の小さな選択から、これからの生活に大きく影響を与えることまで、毎日わたし達は自分で選んでいる。
そこに果たして絶対的な正解は存在するんだろうか?
わたしは正解なんてないと思う。じゃあ、どうやって決めたらいいんだろう。“本当にやりたいことが分からない”という人が増えている理由はここにあると思う。
決め方にも正解はないけど、自分の価値観を問い続けることが必要なのかなと思う。
自分にとって大切なものや人、考え方はなにか?その背景にはどんなエピソードがあるのか?どうしてそれが大切なのか?
正しさなんて存在しないから、自分自身に問いながら揺らぎながら、絶対解ではなく納得解を探せていけたらいいんじゃないかな〜と思う。
自分への問いは、1人ではしんどいから、心許せる人と一緒に。出来るだけラフに。
正解があるってことは間違いもあるってことで、それは世界のグラデーションを極端に狭めて型にはめて行くと思う。それはなんだか生きづらい。
正しさの中にいるから、あなたはここから先理解できない。正しさなんて存在しない。自分自身も相手も、ほんとの理解なんてできない。
きっとそこから始まる。