優しさはどこから芽生えるのか
優しい人になりたい。漠然とずっと思っていた。
でも、優しさってうまく言葉にできない。
相手のニーズを尊重すること?相手のためを思って叱ること?親切なこと?
優しいなと思う人は何を持っているか。
どんな時に、どんな空間で優しさを感じるかを考えてみた。
私にとっての優しさは、相手に関心を寄せていること。
マザーテレサの『愛の反対は無関心だ』という言葉の通り、愛とは無関心と対になる関心だと私は思っている。
この人って今何で困ってるんだろ。
何が好きで、どんな希望をもってるんだろ。
自分からの視点だけでなく、相手の認識に歩み寄り探求していくことが“優しさ”なんじゃないかと思う。
ただ相手への関心を寄せる時に、自分のエゴにならないようにすることは注意した方がいいと思う。
“相手のため”という静かな暴力にならないように。
唯一の答えなんてないし、優しさはこれだ!って定義づけなんて出来ないけど。今の私が思う優しい人は『相手へ関心を寄せるけど、同感も共感もしない』かな。
優しさは、どこから芽生えるのか。
まだまだ模索中で、これからも模索して。私は今この瞬間の私より、優しい私であり続けたいと思う。