健診に引っかかる
健診結果をもらう前日、道を歩いていたら知らない人に声をかけられた。年の頃、同じくらいの女性。
「いきなりごめんなさい、あなた腰が悪いですか?大丈夫?」と。
もともと腰痛持ちだし、確かに今日は腰の辺りが重だるかったけど、他人様に心配されるほど変な歩き方をしていたかな?
「あやしくないんです。私、少し見えるんですよ」と、その女性が私の腰に手をかざす。
いやいや、めっちゃ怪しい!
でも、怪しまれること必至で声を掛けてくれたということはいい人?
少し警戒しつつも話を聞く。
施術家さんのお弟子さんのようなことをしているらしく、自身もその力があるそう。
「先生と言われる人は素晴らしいから紹介したい!
隣の市に先生はいるので、3時間あれば大丈夫ですよ!」
そんな話をしながら、「ちょっと治療しますね」と手をヒラヒラと動かす。
うわー、こんな往来で怪しい二人組に見えないかしら?
しばらくすると、腰の辺りにフワフワした感覚。
ん?私、騙されやすい?
それとも本物?
お礼を言って、機会があればよろしくお願いします、と連絡先を交換。
「少し薄くなりました。でもまだ少し。あ、右側もなんかある」と言われながらお別れしました。
彼女がみたのは、何だろう?
癌じゃなければいいなあ。