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【子育て】羨ましくて僻んでいたのは、私の方だと気が付いた。
私には、とても仲の良いママ友がいました。長男が年少の頃からの付き合いで、休みの日はよく一緒に遊びに行ったり
何でも相談し合える仲でした。
ところが、
長男が1年生になった頃から、その大好きだったママ友の様子が少しずつ変わっていった気がしました。
例えば、うちの長男の成績をまず聞いてから、そのママ友の子の太郎くん(仮名)の成績を少し上に言ってきたり、
長男が絵や図工で表彰されると、うちもされたよ。と嘘をついてきたり。
長男が始める習い事には必ず後から太郎くん(仮名)が入ってきた。
そして尽く長男の上に上に上になりたくて、その必死な感じに私が疲れ果て、そのママから意図的に離れた。
私に会えば、サッカーの自慢話。
うちの4兄弟が今サッカーでどれくらいのレベルで学力はどうなのか、毎回探ってくる感じが本当に嫌だった。
次第に私は、太郎くんの事も苦手になった。
ちなみにうちは、
長男はとっくにサッカーをやめていて、彼は運動が大嫌い。連日大勢の友達が我が家にやってきてはゲーム三昧で、休みの日なんて、部屋に入り切らない程の6年生が朝から日が暮れるまで長男の部屋でゲームを楽しんでいる。
#夏は臭い
運動会当日
太郎くんは青組の応援団長で、
リレーのアンカーだった。
そして、青組は大玉送りで大逆転し、見事に優勝。太郎くんの立派な功績だろう…。
長男が途中でやめた習い事全てを
太郎くんはずっと続けていたから、メキメキと力が着いたんだよね。
太郎くんすごいな…。
6年間よく頑張ったね。
私は気が付いてしまった。
いや、気が付くというより、本当は分かっていたけど、私が認めたくなかったんだろうな。
私は、長男が太郎くんの様に育って欲しかったんだ。
だから私の思いとは真逆に育っている長男に対して、心の奥底ではどこかモヤモヤした思いがあったんだな。
私がそのママ友を鬱陶しかったのは、
ずっとずっと羨ましかったんだ。
運動会の一大イベント、組体操の大型ピラミッドで、偶然長男と太郎くんは隣同士だった。
中盤の一番キツイところで四つん這いになり、なんとも苦しそうな2人…
それなのに顔を寄せ合い、なにやらケラケラ笑っているのが見えた。
6年間、太郎くんとは1度も同じクラスになれなかったけど、2人は年少の頃からずっと仲良しだったんだよね。
そうだ…長男はずっと太郎くんが大好きだった。
最後に、最後だから?神様が隣にしてくれたのかな?
涙が止まらなくなった。
#毎回泣きすぎBBA
2人ともかわいいな。
全く違う6年間を過ごしたけど、
2人はずっと友達なんだろうな。
私はなぜ、こんなに長いことモヤモヤしていたのだろう。自分の未熟さに改めて気がついたら、太郎くんと太郎くんママに対しても羨ましいとかそんな感情はどこかへ消えてしまった。
ごめんね太郎くん。ごめんね、太郎くんのママ。応援するからね、これからの太郎くんの人生を。ずっと捻くれててすまん。ついでに長男もなんかすまん。
運動会が終わり、
思わず太郎くんのママに駆け寄った。
「太郎くん!カッコよかったね!応援団もリレーもすごいよ!感動したよ!ママもお疲れ様。感動をありがとう。組体操で涙が止まらなくなっちゃった」
太郎くんのママと2人で大泣きした。
この6年間、太郎くんを褒めたのは1、2回だろうか。しかもそれは本心では無かった。早く自慢終わらないかなー。という意味で無感情で言った気がする。
でも今回は違う。
心の底から言えた。
心の底からありがとうって思えた。
そして、そんな未熟な自分の事が
また好きになった。
#え
#おしまい
あとがき
今回の出来事は記事にするつもり
全く無かったんだけど、お2人のこの記事を読んで↓
状況も全然違うけど、
あぁ少し気持ち分かるな…と思ったので書くことにしました。
隣の芝ってマジで青く見えるよな!
#おしまい