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今 いる季節


⁡帰り道
その日 ふと浮かんでたこと 娘に話した。

「 そういえばしばらく
パパと一緒に ゆっくり食品とか買い物に
行ったりしてなかったけど以前はよくあちこちに 一緒に買い物したりしたの思い出したんだよね。

なんてことないけど なんだかそれだけでも
楽しかったなって。なんてことないのに
そんなものなんだね。」

(単に食料品注文を宅配みたいなのに
したのもあるけれど‥)


そのあと 娘が何気なく

「高校卒業したら 私も今よりもさらに自分で動けたり自分でできることどんどん増やしてけると思うんだ。

私に費やしてくれてきた体力を これからはパパとの娯楽体力や デートとかにも大切に使っていってほしいな! 」と。

⁡(今もパパ ママと内々では呼んでくれている)



子育てという 竜宮城 にいて
ふと 自分という 陸地に戻りかけたら

気づけば 夢中になっているうちに
私も旦那さんも歳を重ねてたなって。


ゆるやかに
玉手箱の蓋を空けた心持ちも。


ほんとに気づけばという感じ。


笑ったり泣いたり 時には悩んだり
めいいっぱい怒ったり 満たされたり
時には疲弊したり それでいてやっぱり
笑ったりと
全てひっくるめて愛おしい日々の連続で
ホント駆け抜けてきたなぁとも。


子育てに限らず
そもそも
人生ってそんな感じなのかとも。


竜宮城 には 行ったことはないけど
私の人生の中盤の竜宮城はやはり
メインは子育てだった気もする


でももしかしたら
そんな日々も 少しずつ薄らいで

娘は  娘の人生を
ほんとに自分の足で歩いてゆくんだろうなとも

最近 実感も しはじめてきている
少しずつではあるだろうけど。



坂本龍一さんが

“ 人生は四季に似てる 私は今 冬にいる “

と言われてたこと 時折 想い出す。

白髪になられた坂本さんが
語られていた その言葉も
どことなく素敵だな…とも


私は

多分

今 秋の最中。


光と影が色濃く
秋も大好き。


人生のこの季節にあることも
いることも
味わい 理解して
満喫したいなとも。






……





昨年 秋頃
他所に書き残した文章を
こちらにも転記。

娘は高校を卒業し
思った通りに
自分らしく日々自分の時を
過ごし始めている

私も新しい自分の時間とも向き合いながら
新しい ゆるやかな竜宮城を見つけながら

多分 過ごし始めている













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