介護疲れを感じた後に気付いたこと。

こんにちは。

今日の大阪は大雨。風も強く、築年数約45年の家が揺れております。

さて、今回はアラサー大学生であるにも関わらず、

認知症の祖母の病院の付き添いをしている私の話をしていこうと思います。

長くなりますが…、介護疲れを感じてる方にも見て欲しいです。


私は現在30歳。父方の祖母は93歳。

父は5年前に他界したため、

祖母からしたら孫の私と、嫁にあたる母が

役割分担して祖母の生活の補助をしています。

私と母が暮らす家から徒歩数分のところにある団地で、

祖母は一人暮らしをしています。

祖母は、父が生前の頃から誰かと暮らすのが嫌いで、

祖父が亡くなってからずっと一人暮らしをしてきました。

1人で洗濯もできるし、お風呂も入れる。

トイレにも行けるし、自分でご飯も作れる。

(火事予防の為、IHを使用しています)

祖母は買い物に行って誰かとおしゃべりをすることが大好きで、

冷蔵庫にたくさん食べ物があるのに、ほぼ毎日のように買い物に行きます。

毎月の通院は私の車で行きます。



そんな祖母がある日、病院の待合室で

「あんたがおばあちゃんの服を勝手に捨てるから

おばあちゃんが着る服がない!!」と、大声で怒られました。

私は勝手に服を捨てたりしていないし、

祖母の服は一人暮らしと思えないようなくらい、山ほどあります。

でも、認知症なので仕方ないです。

何とかなだめて診察を無事に終えました。


私が春休みのある日。

私が家でのんびり韓流ドラマを観ていたら、

母から「いますぐ○○交番行ってきて!!!」と言われ、

交番に迎えに行ったこともありました。

警察の人から話を聞いてると、交番に駆け込んだことは何回かあるようでした。

警察の方に事情を説明し祖母をなだめた後、

その日も無事に家に連れて帰ることができました。


何か起こる度に、

“認知症だから仕方ない”

“本人がこうなりたくてなったわけじゃない”

“年齢的に自然なこと”

“周りの人を傷つけず、私で良かった”

と、心の中で言い聞かせてきました。


しかし、今年に入ってから私の体に異変が生じてきました。

吹き出物ができる。メイクもできない。人に会えない。

お肌の曲がり角を過ぎたので、それも自然なことだと思ってました。


その後も色んなところに蕁麻疹ができる。口唇ヘルペスが繰り返し現れる。

祖母の病院は行くのに、自分の病院には行けない。

病院の付き添いの時、貧血で倒れそうになり携帯の画面と自分の心は崩壊。

今までの肌荒れもストレスだな…。

心も体も崩壊して、やっと自分のストレスに気付きました。


母は不満を言う私に、いつもこう言います。

「おばあちゃんは認知症やからあんたが聞き流したら良いねん」「泣くなや」

「そういう人やから仕方ない」「あんたが考え過ぎや」

その度に自分を責めました。

ここ半年間で祖母の認知症の症状がとても進行しているから、

“自分の考えを改めないと“

“自分が、自分に対して甘いからあかんのや”

って、ずーっと自分のことを責めてました。


ネットで介護の悩み相談を見ても、

“私はこの人よりはマシやん”

“私はまだ大丈夫やわ”

“まだできる”

いつも、そう思うようにしてました。


けど、それは違う!!!

やっと気付きました。

“しんどい時に泣いたらあかん理由が分からへん”

“母は自分のことばっかりで私の話を聞こうとしない”

“自分の気持ちが壊れて体に症状が出てるから休もう”


やっと、自分を見つめれるようになってきました。

それからは肌のトラブルや体への症状も減ってきました。

しんどい時には祖母からの電話に出れない日もあります。

そういう時は母に電話がかかってきます。

祖母も生きているけど、私も今という時間を必死に生きている。

だから、割り切ることにしました。

それからは以前と比べて、辛さは和らいできました。

“私は私を責めないこと”

そう言い聞かせることにしました。


それから1ヶ月が経った今日。

また祖母から一本の電話がありました。

「デイケアを辞めたい。行っても座ってるだけでつまらん。」

こういう電話は、過去にもありました。

もう何回目でしょうか。。

私は介護のことはよく分からないので、母に相談しました。

「デイケアの人に電話してみ〜」と言われ、早速電話しました。

たまには母が携わっても良いと思うのは、私だけなんでしょうか。

(母にも違和感を感じています。)

デイケアの方からの折り返しの電話を待っていると、また祖母からの着信。

「よく考えたけど、デイケアに行かへんくて迷惑になるんやったら行くわ。」

また勝手な見解。

そう言われましたが、私は

「おばあちゃんの好きなようにしたら良いんやけど、

今辞めたら今後サービスを受けることが

できなくなってしまうかもしれへんから一回確認してみるわ。」

「退屈なら前に買ったボールペン字の練習本を持って行ったら?」

「折り紙とかはどう?」


自分の頭の中の数少ない介護のカテゴリーの引き出し。

その中からアイディアを出しました。(よし、自分頑張った!!)

祖母は「そうやな。本あったわ〜明日持って行ってみるわ♫」とのこと。

デイケアに行きたくないと思ったのは、ほんの数十分。

数十分後にはデイケアに行こうと思う。

これが認知症なんです。これが今の祖母なんです。


私はこれらの流れをデイケアの所長さんに話しました。

「いつも辞めたいって言ってはるよ。だから今回もいつもの感じかな…。」

いつも怒って電話をかける祖母をなだめてくれることに感謝しました。

そのついでに、私の日頃の疲れも打ち明けました。


「うんうん。そうやんな。そら、しんどいと思うわぁ。

私たちは仕事やけど、ご家族さんはずっと…やもんね。

お孫さん、よぉやってるわ〜。

ご家族さんにも生活もあるんから、無理しないでね。

施設探してみるのも一つやで。」


とても親身になって話を聞いてくれて、

優しい言葉をくれて泣きそうになりました。

“やっぱり私の考えは間違っていない“

そう思えてホッとしました。

“私、頑張ってるんや”

安心したと同時に、そう気付きました。



だから、私と同じように介護で疲れてる人に伝えたい思いで書きました。

自分を責めないでください。

しんどい時はしんどいって言ってください。

何でも良いので思ったことを誰かに話してみてください。

話せなかったら紙に書き出してみてください。

たまには介護サービスを利用したりして、休んでください。

泣きたい時には泣いてください。



私は、もう…、頑張りすぎることをやめます。

少しは頑張ります。きっと、無意識に頑張ってしまうから。


自分の人生、自分のために行きたい。

単純にそう思いました。

こんな簡単こと、いつの間にか忘れていました。

笑って生きてたいから、心を健やかにすることを優先にします。


けど、祖母と向き合うことは生きている限り続きます。

自分の心が健やかであれば、辛くならない…辛くなっても私は対処できる。

そう希望を抱いて生きていきます。

長文でしたが、拝読いただきありがとうございました。

人間は笑顔の時が一番素敵だと思う、アラサー大学生でした。

たくさん笑いましょう♫

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