インテル飛躍の立役者元CEOアンディ・グローブの死を悼み読むべき3冊
(写真: アンドルー・グローブ, wikipedia)
アンディ・グローブ氏が死去されました。
https://newsroom.intel.com/news-releases/andrew-s-grove-1936-2016/
インテルの三番目の社員で、社長、CEO、会長を歴任し、マイクロプロセッサーへの戦略転換を主導した。もはやインテルがメモリー作っていたことを知っている人も少ないですよねぇ。
彼の成し遂げた実績を彼自身の言葉で語った「インテル戦略転換」は名著です。インテルがどのようにしてマイクロプロセッサー企業になったのか、その意思決定プロセス、そしてインテルの猛烈に働くカルチャーがどのように作られたのかを知ることができます。
インテル戦略転換 (原題は Only Paranoid Survive )
追記(2017年9月7日)
日経BPさんが「パラノイアだけが生き残る」として復刊されました。ぜひこちらも合わせてお読みください。
またアンディ・グローブがハンガリーからどのようにしてアメリカにきて、どんな学生時代を送り、インテルに出会うか。そしてインテルでどのような仕事をしていくのかというのを、人間アンディ・グローブに視点を合わせて書かれた本が、下記2冊です。
アンディ・グローブ[上]―修羅場がつくった経営の巨人
アンディ・グローブ[下]―シリコンバレーを征したパラノイア
アンディ・グローブというシリコンバレーを席巻し、ある部分での猛烈文化を生み出したすさまじい経営者の生き様に、少なからず影響を受けたものとして、ぜひみなさまにもこの3冊は呼読んでもらいたいなと思います。
ちなみに私が当時読んだ時は「ここまではできないな」という無力感のほうが強かった記憶があります。