素数がすき
いつだったか宴会で好きな数字の話になったことがあります。
そこで人気が高かったのは偶数。
6とか8とか12とか。
いろんな数で割り切れるのが気持ちいい!という意見を聞いて、なるほど、と思った記憶があります。
実は私は偶数派ではありません。
しかもできるだけ他の数で割れない数字が好きなので、奇数派というより素数派です。
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自分に数字が割り当てられることが人生では時々あります。
受験番号だったり、学籍番号だったり、銀行で渡される順番待ちの番号だったり。
そんな時、素数を貰うと何となく嬉しいのです。
本を読むときにたまたま栞がなくて、ページ数を覚えて本を閉じることがあるのですか、たまたま素数だったりすると、ちょっとラッキーな気分です。
実は先ほど閉じた本のページがたまたま101でした。誰に言うわけでもなく
「おっ。素数。」
という感じです。そもそも数学は苦手で造詣も深くないので、それ以上の深さはないんですが。
例外として、911と311はちょっと複雑な気分になってしまうんですよね。
それは素数かどうかもはや関係なく、です。
あと、素数全部覚えてるわけではないです。
ところどころ、何となく覚えてるのもあれば、娘の受験番号みたいに「素数かも?」と思ってググッて確認したらやっぱり素数だった!なんてのもあります。(337でした)
完全に解明されていないところにロマンを感じたり、長方形に並べられない不自由さに面白みを感じたり、なんていうのは明らかな後付けの理由で、そんな予備知識なんか何にもなかった幼い頃から素数が好きでした。
だから「好き」に明確な理由なんてないのかもしれませんが、あえて考察します。
数字が柔らかい。
と感じるのです。
角がない感じ。
四角く並ばないから丸く並べたくなる。
どこにも属さない一匹オオカミ的な自由さ、というか。
堅苦しさがなくて、
何となくとぼけた感じまでしてきます。
こなれ感、でしょうか。
誰の仲間でもなくて、完全なるオリジナリティー、手仕事の味わいのような不安定な要素も持ちつつ、柔らかなイメージ。
そして、万人受けはしなくて、一部の人にはやや不評。
私、もしかしたら素数みたいな立ち位置の人になりたいのかもしれません。
て、どんなだ。笑
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