一周回って通帳に戻りました

え?今更?
なんて苦笑が聞こえてきそうです。
おばちゃんはそうゆうの気にしません。笑

いえ、そこまで歳ではないです。ネットバンキングはその黎明期から普通に使っておりましたし、通帳のないネット銀行の口座も持ってます。

わたしの銀行との付き合い方が変わったのは首都圏を離れてからです。

首都圏であれほど便利だった都市メガバンクは田舎に支店やATMがないんです。それで地元の銀行を色々と物色しました。
田舎の場合、地銀以外でATMがどこにでもあるのは、コンビニ系銀行とスーパー系銀行。

新生はコンビニ銀行で使えるから、そのまま使ってます。が、セブンが遠い。(田舎あるある?)

で、コンビニより自宅に近い系列スーパーにATMがあったので、イ〇ン銀行に口座を作ってみました。利息も多少よかったのです。

ところが、初めてまとまった額のお金を下ろしに行ったときに、残高照会や預け入れのボタンは見えてるのに、引き出しのボタンがグレーアウトしてるんです。え?平日の時間内なのに?

どうやら現金がATMになくなっちゃったらしい。現金は引き出せず、郵便局に走りました。

そういうことって時々あるのかは知らないんですが、少なくとも首都圏住みのときはそんなことは一度も経験しませんでした。
調べてみると雪の日とか悪天候なんかのときは発生するらしいんですけど。

この時もたまたまだったのかもしれない。

でも

娘の入学手続きに必要なお金だったので正直焦りました。これが復旧に時間を要するシステム障害で他の銀行にまとまった額がなかったりしたら、入学手続きに支障が出た可能性もあるんですよね。

ああ窓口と通帳がない口座って怖いな。
と、ふと思ったのでした。

口座にお金はあるのに引き出せない状況はもちろん停電でも起こります。
それはどの銀行でも同じこと。
だけど、ネット上にしかない預金口座はシステムがバグったり停電したら回復するまで絶対に手が出せません。トラブル対応はお客様相談センターのみで電話が繋がらなければどうしようもありません。

もう預金封鎖なんて、政治的な手法はいらないのです。システム障害や停電で充分だから。

そんな時、窓口と通帳で手動対応が可能かどうかはもちろん不明ですが、少なくとも、システムが壊滅的にダメになって、ログインができない事態になったとき、通帳は何かの証明になるような気がしました。

そんなわけで、
イ〇ン銀行に入れたお金を、窓口と通帳のある地元の信金さんに口座を作って移したのでした。

調べてみると信金さんは、全国で連携しているので、国内のどこの信金ATMでも使えたり、意外に便利です。もう都会に住む気がないわたしにはぴったり。

娘のお年玉もゆうちょ銀行と信金さんに分けて預けることにしました。通帳があると〇〇年お年玉分、とか書き込めるし、親に万が一の事態が起こっても現物があればお金の在り処がわかるし。(ちなみに分けたのはリスク分散のためでどちらも少額です。笑)

出産前はずっとIT関係で働いていたし、何ならパートになった今も田舎の同世代的は珍しいリモートワークで、見た目よりはテクノロジーに疎くない方だと思うけど、最近は本当にアナログ的なものに惹かれるようになりました。

ほんとは電子マネーもあんまり使いたくないな。僅かな得のためにわたしの買物履歴を企業に売り渡したくないんです。

年をとって、疑い深くなったんでしょうね。

でも気難しい年寄りになることに、ちょっとした憧れもあるので、これからも時代に逆行する記事をちょいちょい書こうと思います。

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