私の偏見
部屋が散らかってる人が好きです。
というか、散らかっている状態のまま他人を部屋に招ける人が好きです。
私、普段はあんまり綺麗な部屋じゃないのに、人が来るときだけは夫氏に「イリュージョンかよ!」てツッコミが入るくらい部屋を綺麗にするんです。
見栄っ張りなんですよ。たぶん。
子どもが小さいときは子連れの来訪が多く、人のお子さんに何かあったら大変だから、まあ綺麗にするわけですけど、今はもうそんな必要もなくなってきて、無防備に人を呼んでも問題なかったりするわけですが、、
何かやっぱり気合いを入れて掃除しなくちゃと思うし、それが大掛かりだから人を呼びたくなくなってしまうんです。
ところが友人の中には、人を呼ぶときに全く飾らず、色んなものが出しっ放しだったり、生活感をそのまま感じられるような状態で、ナチュラルに自宅に招き入れてくれる人がいます。
ああ、この人いい人だなあ。
って、凄く安心するんです。
ウチの実家なんかは、いつ行っても部屋が綺麗で、誰が突然来ても大丈夫な家だけど、そういうのとも違う。
まあ、人によって片付けをどこまでするかというラインは確かに様々です。
私のラインとその人のラインがたまたま違うだけなのかもしれない。
だからこんなのはただの偏見です。
でも、私の中でその人の好感度はめちゃめちゃ上昇してしまうんです。
この人だったらそんなに気合いを入れて掃除しなくても、家に呼べるかもしれない、と思うんです。
が、やっぱり私はイリュージョン的に部屋を片付けてしまって若干の罪悪感を抱いたりしています。
私自身は本来散らかった部屋が好きなのかもしれません。それを世間体で無理やり綺麗にしようとするから、負担なのかもしれませんね。
この散らかった部屋に対するある種の羨望が、家主への好感度に繋がっているとしたら、私も相当にややこしい奴です。
好きなように生きてるつもりでも、まだそうでもない、ということなのかもしれません。
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